『ブレイドアンドソウル』アニメ最終回後妄想炸裂。
ジン・ヴァレルがアルカ大好きです。超デレ発動しております。
ただのギャグでしかない。
こんなの違う!っていう人回れ右ー!



















「…アゲハの噂を聞かない…、」
某村の某酒場。ジン・ヴァレルは賞金首の手配書をにらみつけながらぽつりとつぶやいた。
アゲハ、基アルカに負けてからジン・ヴァレルはある意味アルカの追っかけ(一歩間違えるとストーカー)にジョブチェンジした。
ジン・ヴァレル、何があったし。
己自身もちょっとしたお尋ね者状態であるため、一か所にとどまれないことからとりあえず、アルカのことは行く先々で情報収集だけは欠かさない。そしてその情報でアルカが近くにいるとなれば逢いに行く。逢いに行って剣を交える。ここ数か月はそんなことが繰り返されていたのだが、
「…アゲハに逢いたい…、」
ここのところさっぱりアルカの噂が途切れている。死んだ、という噂すら聞こえない。そろそろジン・ヴァレル、アルカ禁断症状()が出てきている。
「………あまり、行きたくはないけど…、」
一番アルカの情報がありそうな場所、『渡門旅館』へ足を向けることにした。

「…女将がいない?」
『渡門旅館』たどり着き、女将であるエル・カレンの居場所を聞くと従業員に耳打ちされた言葉に、ジン・ヴァレルの眉間に皺が寄った。
「どういうこと?」
「最近この辺で出回っている『宝の地図』ってのがあって…女将もそれを見たんです。それで、おもしろがって、最近雇った従業員の娘と男ども連れて、『宝さがし』に出かけたっきり、行方知れずで…、」
「…ふうん…で、その『宝の地図』は?」
「……これです。」
渡された紙を一瞥して握りつぶすと無言で店を出る。
というか、従業員、いくらジン・ヴァレルがピリピリしすぎてちょっと『濁気』漏れ気味だったからってペラペラしゃべり過ぎじゃないかっていうのはまぁ突っ込み禁止ですねはい。

というわけで。いろいろいろすっ飛ばしてジン・ヴァレルは例の『宝の地図』に描かれた島までやってきていた。すっ飛ばしすぎっていのはスルーの方向で。襲ってきたやつらはまぁ、察してください(真顔)。
「アゲハ…!見つけた…!!」
「…ジン・ヴァレル?」
島にたどり着いてアルカを見つけた瞬間、感極まってアルカに抱きついたジン・ヴァレルに周りの面々はあっけにとられている。
そりゃそうだ。復讐だのなんだの言って殺し合いしていた時からまだそんなに経っていない。
アルカ自身も、いつもだったら剣を交えるほうが先なはずのジン・ヴァレルが抱きついてきて何が何だかわかっていない。
「…どうした、ジン・ヴァレル。」
「…アゲハに逢いたかった。」
…What's?
「いつもだったらちょっと情報収集すればアゲハの情報ぐらい手に入るのに最近は全然そんな情報もなくて『渡門旅館』なら情報もあるかと思って嫌だけど行ったら女将も行方不明だっていうしだからって死んだって情報もないしどこに消えたのかと思った…!」
ここまでノンブレスである。
「…それで、ここまで来たのかよ…、」
「すげぇ執念だな、おい…、」
「…ストーカー…かしら?」
それそこは黙っててあげてください。
「アゲハ、帰ろう。舟なら私が乗ってきたのがある。変なのが襲ってきたけど全部沈めた。」
何で、とは聞かないことにしておきます。
「…ありがとう、ジン・ヴァレル。…あ、私だけじゃなくて、彼女たちも…乗れる?」
「…私はアゲハだけ連れて帰れればそれでいいんだけど「おい」アゲハが望むのなら。」
ずいぶんなデレっぷりである。

というわけでというかなんというか、ジン・ヴァレルのアルカへの執着っぷりのおかげで『宝の島』からの帰還を果たした一向。
まぁ、それでジン・ヴァレルのアルカへの執着がなくなるわけでもなく。むしろ悪化した感が否めないが、当のアルカが気にしていない様子なので問題ないということにしておく。まる。気にしたら負けだ。

赤いカーネーションの花束を抱いて

(アゲハ、アゲハ)(どうした、ジン・ヴァレル)

カーネーション(赤)の花言葉(英語):あなたに会いたくてたまらない

突っ込みどころが多すぎてスライディング土下座…!
← 戻る