放課後のお楽しみ

「それじゃぁ、行ってきます。」
「あ、待って!綾!!」
「どうしたの?焔君。」
朝、綾人が家を出ようとしたところを焔が慌てて呼び止める。
「あ・・・え・・・あ・・・えっと・・・今日は・・・。」
もじもじとしながら次の言葉が出てこない。そんな姿に綾人はくすっと笑って、
チュ
「///!!!」
ゴチ!
「〜っ!!!」
「くすくす。大丈夫?」
焔は綾人からのキス(額)に驚いて顔を真っ赤にし、思いっきりバックダッシュして門柱に後頭部を思いっきりぶつけた。
「・・・だ・・・大丈夫・・・。」
涙目になりながら応える焔に、綾人はぶつけた後頭部を撫でる。
「今日は生徒会無いからそんなに遅くならないよ。」
「〜!!!」
考えを見透かされたような気がして、焔はさらに赤くなる。
「ほら、そろそろ行かないと。陣君が睨んでる。」
そう言う綾人が指す先には陣がものすごい勢いで睨みつけている姿が。バックに”俺の焔兄に手を出すな”をか書いてありそうな勢いである。
「・・・陣・・・。」
「焔兄!早く行かないと遅刻するぞ!!(怒)。」
呆れたと言うようなため息をつく焔に陣が大声で怒鳴る。
「じゃ、僕も行ってくるね。」
「うん。また帰ってきたら。」

帰宅後。2人のラブラブな時間(死語 笑)は結局陣に邪魔されて終わるのだった。

fin

兄弟モノ大好きだなぁ・・・。とか思う今日この頃。
だってこの世界に足突っ込んだきっかけ・・・『爆走兄弟レツ&ゴー』だったし(笑)。
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