『戯言シリーズ』いろいろ捏造。
ありえないくらいに捏造。こうだったらいいなv的妄想の産物。大丈夫な人のみどうぞ!
戯言と鬼の狂想曲<カプリッチョ>
そろそろちゃんと行かないと出席日数とか単位とかやばいんだけどなとか考えながら僕は大きな溜息をついた。
今日は珍しく哀川さんの特攻も姫ちゃんの襲撃も人間失格の不法侵入も友からのラブコール(という名の呼び出し)もなかったから久々にまともに学校に行こうとアパートを出た。したらいきなりスーツにオールバックで針金細工みたいな笑顔が胡散臭いお兄さんに声をかけられた。とりあえず戯言でスルーしようとしたら、
「やっほー俺の愛しのいーたぁんvv」
・・・なんかめんどくさいの来た・・・。
「人間失k「おや人識君じゃないか。」
「な!変態兄貴!俺のいーたんに何してんだ!」
次の瞬間には人間失格の腕の中にいた。っていうか・・・
「・・・いつも言ってるけど、僕はお前の”モノ”じゃない。」
「んーなんだよ照れんなよいーたんv」
人の話を聞けよ。
「珍しいね。人識君が殺さない人間がいるとは。」
「・・・初対面で殺されかけましたけどね。」
「いーたん根に持つなー。」
「本当のことだろ。てか離せ。僕は大学に行くんだ。そろそろ単位がやばい。」
戯言でもなんでもない。哀川さんに連れまわされたり事件に巻き込まれたり入院しまくったりで休みすぎたんだ。
「そんなんやめちまえよ。俺様が養ってやる。」
カカッと笑いながらも目が本気(と書いてマジと読む)だ。この殺人鬼がまともな仕事をしてまともにお金を稼げるわけがない。
「遠慮しとくよ。なんとなくいやな予感がするからね。」
「カカッ!わかってんじゃねーか、”鏡の向こう側”。ってなわけでこれから俺達はデートだから兄貴はついてくんなよ。」
「何がってな訳だ何が。人の話を聞け人間失格。僕は大学に行くんだってつってんだろ。」
「さーどこ行こうかー。やっぱデートつったらゆーえんち?」
「人の話聞けよ。」
ずるずると僕は僕は、にこにことなぜか嬉しそうな人間失格のお兄さん(こいつの”兄”だから多分絶対”零崎”なんだろうな)を放置して大学とは逆方向へ。
あぁ・・・今日もまた欠席か・・・。もう卒業はあきらめたほうがいいかな。
(やっほーいーたぁんvv)(げ、出夢!)(あ!ぜろりん何僕のいーたん独り占めしてんの!)(もてもてだねぇ、”いーたん”v)((変態は引っ込んでろ!))(僕の意思は総無視かよ!)
超楽しい・・・!