ナナリー黒い子(爆)。TURN7『棄てられた 仮面』捏造。
それでもいいというかたのみれっつごー(笑)。
この親にしてこの子あり?
ナナリーは父であるブリタニア皇帝、シャルル・ジ・ブリタニアと大画面を使って対面していた。
車椅子に座った少女の閉ざされていたはずの瞳はしっかりと強い意思をたたえた光を宿している。
『ナナリーよ、何ゆえ志願した。ゼロが復活したエリア11の総督に。』
いつもの感情を表に出さない表情でナナリーに問いかける。
「そんなこと、決まってるじゃないですか。ゼロがこのエリア11で活動しやすくするためですわ。」
『は?』
皇帝は物凄く珍しく、娘の言葉に間抜けな声を出した。
「私はなにも知らないとでもお思いですか。すべて知っています。お兄様がゼロだということも。そのお兄様が今までしてきたことも。私のためにお兄様はゼロになったということも。」
『今までそれを知らぬふりをしてきたと。』
「えぇ。お兄様がそれをお望みでしたから。」
ふふ、と微笑む少女はもう護られるばかりの”弱者”ではない。
「お兄様に大人しくさらっていただこうとも思ったのですが、それではお父様面白くはないでしょう?」
『さすが私とマリアンヌの娘。わかっているではないか。』
既に親子の会話では無い。
「私は『中』からお兄様のお手伝いをさせていただきます。あの愚かなお父様の騎士とは違ったやり方で。ブリタニアという国を壊し、お兄様が作ろうとした、優しい世界を作るために。」
その挑戦的な瞳を受け、皇帝は新しいおもちゃを見つけた子供のように楽しそうな笑みを浮かべる。
『そうか。楽しみにしているぞ、我が愛しい娘、ナナリーよ。』
「えぇ、首を洗って待っていてくださいね。お父様。」
腹の探りあいのような会話を終え、通信を切るとナナリーはふふ、と不適な笑みを浮かべる。
「待っていてくださいね、お兄様。ナナリーはナナリーの出来る事をして、お兄様のお手伝いをさせていただきます。」
ナナルル←父っぽい感じになってしまった・・・。ナナリー黒い子・・・!
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