Wonderful Wonder World〜act1〜
―ちょっとマテ。俺はたしか本を読んでいただけのはずだが・・・?―
ルルーシュは思考をフル回転させて考えていた。
「(俺はたしか久しぶりに騎士団のほうも何も無かったからナナリーと一緒に本を読んでいたはずだよな?)」
ルルーシュはあたりを見回し、事態を把握しようとしていた。ルルーシュは大きな木の根元に座り込んでいた。周りには草原が広がり、向こうには森が広がっている。時折吹き抜ける風が気持いい。
そしてさらに思考をフル回転させたそのとき、
「あ。」
「え?」
向こうから走ってきた”ナニカ”と目が合った。
「え・・・ス・・・スザク?」
「・・・わー遅刻だー(超棒読み)。」
「待て!何なんだ今の『見ちゃいけないもの見ちゃった』みたいな反応はー!!」
ルルーシュは勢いよく立ち上がり、スザクを追いかけ始めた。
―ウサギ耳を生やして大きな時計を首から提げたスザクを―
「(・・・そういえばこんな話がどこかに・・・)」
ルルーシュは記憶の糸をたどっていた。幼いころ、離宮の庭園でナナリーと共に母に読んでもらった物語。
「(・・・なぜか俺の服も”アレ”だし・・・。)」
自分の着ている服を走りながら見下ろす。ブルーのワンピースに白いフリルのエプロン。髪は何故かロングのウィッグにリボンという髪型(取ろうとしたが何故か取れない)。
「(・・・確かこの後は・・・。)」
スザクが消えて行った森へ踏み込んだ途端、
ズボ
落ちた。
「
やっぱりかぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁ!!」
ルルーシュは叫びながら穴に落ちた。
因みにスザク。
「・・・あんな可愛いルルーシュ、反則だよ・・・///」
走りながらそんな事を呟いていた。
途中で気を失っていたらしく気がつくとうっそうとした森の中だった。
―ここに居ても仕方ない。―
物語の内容を思い出しながら奥へと進んでいった。
アリス大好き
(黙れ)。
やっちまいました。『ギアスdeアリス』。どうやってルルにスザクウサギを追いかけさせようか物凄く悩みましたが(え)、結局こういう感じになりました(笑)。
いろいろと間違った方向へ進むと思われます(苦笑)。
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