Wonderful Wonder World〜act2〜

森の中。しばらく歩いて行くと・・・
「あらぁ〜ルルーシュ様ぁ?可愛いじゃなぁいv」
「ラクシャータ?・・・お前・・・。」
大きなキノコの上に座ってキセルをふかす色黒の女性―ラクシャータ―がこちらを見下ろしている。但しその恰好はいつもの白衣ではなく黄緑色のスーツ姿(目に痛い)。
やっぱりこの状態は”アレ”か・・・。
目の前のラクシャータの姿を見ながら、先ほど走り去っていったスザクの姿を思い出す。
白いウサギの耳に大きな時計。赤のチェックベスト。
明らかに母に読んでもらった物語―『不思議の国のアリス』―そのものだ。
「・・・これだと・・・芋虫・・・と言ったところか?」
冷静に分析を始めた。
「あらぁ?冷静ね。つまんなぁい。」
「つまらんでいい。俺は早く帰りたい。」
頭を抱える。
「えぇ〜。可愛いのにぃ〜。」
「・・・もういい。俺は行く。」
「がんばってねぇ〜vv」
ひらひらと手を振るラクシャータを背に、ルルーシュは先へ進んだ。

芋虫はラクシャータさんでした(笑)。なんていうかあの飄々とした感じが芋虫かなぁと(笑)。
にしても短い・・・。
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