Wonderful Wonder World〜act6〜
「会長・・・なんであたしたちこんなことしてるんですか?」
「C.C.・・・じゃなくて女王陛下のご命令だもの。しょうがないわ。」
「チ・・・あのピザ女・・・。」
「・・・カレン・・・なんか言った?」
「い・・・いえ!何も・・・。」
トランプのマークの入ったメイド服のようなものを着たミレイ、シャーリー、カレンの三人が白い薔薇を赤く塗っていた。
「・・・。」
しばらくその様子を唖然とした様子で見ていたが、関わらないほうがいいと判断し、無言でその場を立ち去ろうとする。が、
「あら、ルルちゃんじゃないv」
「え!?ルル?!」
「げ!」
見つかった・・・!!
ミレイとシャーリーに見つかった。ルルーシュはギギギと音がしそうな勢いでそちらを振り向けば、赤いペンキをつけたハケを持ったミレイとシャーリーが目を輝かせ、カレンは呆然としている。
「キャーvvルルちゃん可愛いvv」
「ルル・・・なんでそんなに似合ってるのよ・・・!(ちょっと悔しい・・・!)。」
「・・・ルルーシュ君、あなた・・・生れてくる性別間違えたわね・・・。」
「ほっとけ。」
とりあえず突っ込みを入れることは忘れない。
「まぁいいわ。どこ行くの?ルルちゃん。」
「帰る。」
「そっちは女王陛下の城よ?」
「知ってますよ。」
ここが『アリス』の話しの通りなら話を進めれば帰ることが出来る。
ルルーシュはそう考えていた。
「それじゃ、会長。失礼しますよ。」
「ガンバレーv」
ルルーシュは薔薇園を後にした。
トランプ兵はミレイ・シャーリー・カレンの三人で。
さすがにあのトランプの恰好はかわいそうなので、三人の恰好のイメージは『ハートの国のアリス』(PCゲーム)のお城のメイドさんのイメージでお願いします。
← 戻る