Wonderful Wonder World〜act8〜

「お兄様。お兄様。」
「が!・・・ナ・・・ナナリー?」
気がつくとテーブルに突っ伏して寝ていたらしい。外は夕焼けで赤く染まり始めていた。
「お兄様、随分うなされてましたけど、どういたしましたの?」
「や・・・まぁあれは・・・いろんな意味で・・・悪夢だな・・・。」
はぁと溜息を一つ。
「お疲れ様です。今日は咲世子さんに疲れの取れるものを作っていただきましょう。」
「あ・・・あぁ・・・。」
部屋を出て行くナナリーの後姿を眺めながらもう一度溜息をつく。
「・・・悪夢だよ・・・。」
あんな・・・みんなが笑っている世界・・・今は・・・。
呟きは空気の中に吸い込まれていった。

―数日後―
「会長!なんですかこれは!!?」
デジャビュだ・・・!!
「えー?見てわかんない?『不思議の国のアリス』をモチーフにした衣装よv次は学園全体を『アリス』の世界にするわよv」
「だからってなんで俺がアリスなんですか?!」
「似合うからよvなんかね、ルルちゃんがアリスの恰好してる夢みちゃってさvv」
ズーン
そうだ。この人はこういう人だった・・・!ルルーシュは頭を抱えた。
「ルルーシュ、かわいいよv」
「・・・嫌味か、スザク・・・。」
白ウサギの恰好をさせられているスザクに女装を褒められても嬉しくない・・・。
結局、その数日後、アッシュフォード学園では『不思議の国のアリス祭り』という謎の祭りが開催された。

こんなオチ(笑)。ちょっとシリアスだと思ったら一気にギャグに落すのが得意ですv(アホ)。
やっぱパロは楽しいなぁ・・・v
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