TURN22『皇帝 ルルーシュ』のバリバリ捏造。
ルルーシュ総受けっぽい(笑)。シュナ様壊れ気味。ナナリーが微黒(のつもり)。ギャグなのかシリアスなのかよくわからない。めずらしくスザクいじめなし(え)。
それでもいいかたのみれっつごー!















魔王が奏でる間奏曲(インテルメッツォ)

三人は画面に映った人物を見て硬直した。
「お兄様、スザクさん・・・私はお二人の・・・」

「はぁ・・・ナナリー・・・本当に無事でよかった・・・。」
「はい。お兄様こそ、ご無事で何よりですv」
帝都ペンドラゴンがフレイヤで吹っ飛ばされてしまったので現在ルルーシュたちは天空要塞ダモクレスにいた。
「それにしても冗談が過ぎます。シュナイゼル異母兄上。『皇帝と認めていない』とか『皇帝に相応しいのは彼女だ』とか。しかもペンドラゴンまで吹っ飛ばすし・・・やりすぎですよ。」
目の前で優雅にお茶を飲んでいるシュナイゼルにルルーシュは大きなため息をつく。
「アレくらいやっておかないと世界の目は欺けないからね。」
「まぁそうでしょうけど。」
頭を抱えながらルルーシュも紅茶を一口。
「それにしてもナナリー。お前よく無事だったな。咲世子はどうした。」
「ええ。シャトルって意外と頑丈なんですね。それでも咲世子さんがかばってくださらなければ大怪我をするところでした。あ、咲世子さんも無事です。」
C.C.の問にさらりと答える辺りでナナリーもなんか強くなったなぁって感じですね!
「それで、異母兄上たちは俺を皇帝と認めるんですか?」
一通りのやりとりが終るとルルーシュは険しい顔でシュナイゼルに視線を送る。シュナイゼルはそれをさらりとかわしてバックに華(花でなく華)が舞いそうな勢いのロイヤルスマイルでにーっこりと微笑む。ぶっちゃけキモイ(え)。ルルーシュ引いてるから。
「あたり前じゃないか!ルルーシュ以外に皇帝に相応しい人物なんて私は知らないね!ルルーシュがならないのなら私がとも考えていたが、ルルーシュが皇帝になるのなら喜んで手助けをさせていただくよ!」
「そうですわ、お兄様。お兄様以外にブリタニア皇帝に相応しい人物なんていらっしゃいませんわ。ねぇコーネリア異母お姉様。」
いきなりはなしを振られてちょっと驚いたコーネリアだったが、直に頷くとかつてユーフェミアに向けていたような穏やかな笑みを浮かべる。
「そうだな。ルルーシュなら、任せられるだろう・・・枢木スザク。」
「は。」
笑みを消し、ルルーシュの後に控えるスザクはいきなり声をかけられ、硬直する。
「お前は、ルルーシュを皇帝として認めているのか。ルルーシュのギアスのせいでユフィが死んだということを、知った上で。」
「・・・はい。私は、ルルーシュが、皇帝陛下がブリタニアを、ひいては世界を変えられると、信じています。」
きっぱりと言い放ったスザクに一同が安堵の息を吐く。
「と言うわけで!」
「ほわぁあ!」
あ、やっぱり抱きつかれた。シュナイゼルはいきなり椅子から立ち上がると瞬間移動でもしたのかよという勢いでルルーシュの隣に移動し、驚くルルーシュを抱きしめた。
「シュナイゼル異母お兄様!ルルーシュお兄様に何してるんですか!」
ズゴ!
ナナリーの車椅子アタック。シュナイゼルのHPはゼロになった(え)。
「まったく、異母兄上は油断もすきも無いな・・・ルルーシュ大丈夫か?」
踏み。
地面とお友達になったシュナイゼルを留めの一発とばかりにコーネリアが踏みつける(いいのか)。
「え・・・ええ。」
むしろシュナイゼル大丈夫か。
「ん?ああ、異母兄上なら直に復活するから大丈夫だろ。生命力はゴキブリ並だ。あんずるな。」
うわぁ・・・言われ放題。あわれシュナイゼル。まだ床とお友達中。
「よかったな、ルルーシュ。『共犯者』が増えたな。」
「・・・あぁ。」
泣きそうな、それでいて嬉しそうなルルーシュの笑顔に、その場にいた全員(いつの間にか復活したシュナイゼル含む)が自然と笑顔になる。

―物語の間のささやかな一時―

オマケ
部屋の隅っこで大人しくしていたと思ったらちゃっかりビデオをまわしていたディートハルトはコーネリアとナナリーによって制裁を受けていた(え)。

やっぱりうちのシュナ様は抱きつき魔(ルルーシュ限定)。ナナリーは黒い子(笑)。
ルルーシュを守るためでしたら車椅子で突撃でも何でもします(危険です)。
ネリ様もいろんな意味で最強ですよ。
っていうか監督、ルルーシュを苛めすぎです・・・!(泣)。
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