アイリスに想いをよせて

「皆さん、お兄様の居場所がわかりました。」
集まった面々の表情が引き締まった。

C.C.が現れてから三ヶ月。今まで以上にルルーシュの捜索に熱が入っていた。
あらゆる捜索網を駆使し、足を運び、情報を収集し、必死になってルルーシュを探した。
そして、ようやく、ルルーシュの居場所を突き止めた。
「ナナリー様。それで、ルルーシュ様はどちらに・・・?」
ナナリーが真剣な声で、ルルーシュの居場所を告げた。

暖かな日差しの中、ルルーシュは庭にテーブルを出して、お茶の用意をする。それをジェレミアとアーニャが手伝う(スザクとかマオは邪魔するだけだし、そもそもC.C.はやる気ナシ)。ほのぼのとした、午後のお茶会。
「・・・そうだ、ルルーシュ。」
「ん?なんだ、お茶会にピザは出さないとあれほど・・・「ナナリーたちが来るぞ。」・・・は?」
空気が凍った。『ナナリー』。その名は未だにルルーシュにとって地雷。ルルーシュの表情が曇る。
「C.C.・・・ここが・・・見つかったってこと?」
「あぁ、そうみたいだな。この間ちょっとつついてきたから、そのせいでもあるかもしれないけどな。」
「お前のせいか!?」
ルルーシュの突っ込み炸裂(え)。なんかもう、頭痛くなってきたと言わんばかりに頭を抱えるルルーシュを心配そうに見つめる。
「ルルーシュ様・・・大丈夫?」
「どこか、別の場所に避難しますか?ルルーシュ様。」
「なんだったら僕が追い払っておくよ?ルルとC.C.の為だったら、僕、なんでもする!」
いろんな意味でルルーシュLOVEなこの三人。ちなみにスザクはジェレミアに抑えられている(ルルーシュに抱きつきそうになったから)。そんな三人にルルーシュは苦笑しながら応える。
「・・・・・・大丈夫・・・大丈夫だ。決めていたからな・・・見つかったら・・・ちゃんと・・・するって・・・。」
それでも、ルルーシュは辛そうに瞳を閉じる。
「まぁそれは置いておいて「置いておくの?!」(無視)早くお茶の用意をしろ。せっかくのお茶が冷めてしまうじゃないか。」
いつもの『俺様何様C.C.様』(笑)なC.C.の一言でその話は終わりとなったが、ルルーシュの表情は硬かった。

「やっと・・・やっとお兄様に会えます・・・。」
「ルルーシュ・・・。」
「あぁ、私の可愛いルルーぐほぉ!
「ルルーシュ様・・・。」
相変わらずシュナイゼルはナナリーの車椅子アタックにより沈められつつ(え)、それぞれがそれぞれがそれぞれにルルーシュを想う。
―アメジストまであと少し―

シリアスなのかギャグなのか解らない(爆)。そしてシュナ様はどこまでもブラコン(えー)。
※アイリスの花言葉→和解、吉報、優しい心
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