続き。ルル総受け。キャラ崩壊(特にシュナ様)。
アゲタラムの咲く庭で〜3〜
「”ゼロ”、いえ、スザクさん、ルルーシュお兄様が見つかったというのは、本当ですか?」
「うん。女の子の姿だったけど・・・男女逆転祭りのときの雰囲気そのものだったし、あれは絶対ルルーシュだよ。」
ナナリーの部屋。ここには今、”ゼロ”の仮面を取ったスザクと、シュナイゼル、コーネリアがいた。
今の”ゼロ”がルルーシュではなく、スザクであると知ってるのは今ここに居るメンバーのみ。
「何!私のルルーシュが見つかった
ゲフゥ!
」
ナナリーの車椅子アタック。
毎度のことながら学習能力はないのでしょうか、シュナイゼル様。
「ルルーシュはシュナイゼル異母兄上のものではありません。なぁ、ナナリー。」
「そうですわ。お兄様は間違ってもシュナイゼルお異母兄様のものではありません。というかそれはルルーシュお兄様がお決めになることです。」
二人の異母妹の言葉もわき腹に車椅子アタックを食らい、悶絶中なシュナイゼルの耳にはこれっぽっちも入っちゃいない(哀れ)。
「それにしても・・・あんなにイベントのときには嫌がってらしたのに・・・スザクさん、本当にお兄様は女性の格好をなさっていたのですか?」
「あー・・・そういえばそうだよねー。毎回会長から全力で逃げてたよね。体力無いからすぐ捕まってたけど。」
学園のイベント前の準備のときの光景を思い出してナナリーとスザクは首をかしげる。
「・・・というかナナリー、男女逆転祭りとは・・・。」
あのアッシュフォード学園のイベントを見たことのない人からすればもっともな疑問である。
それに答えたのは訊ねられたナナリーではなくスザク。
「男女逆転祭りっていうのは早い話が男が女装して女が男装するお祭りですよ。」
普通の人が聞いたらなんだそりゃと突込みが入りそうなところだが、
「そのときのルルーシュなんか本当に美人で。次の日靴箱からラブレターの洪水が起きてましたよ。あれって本当にあるんですね。」
というスザクの一言により、元皇族'sの脳内にはお花畑が広がった(おい)。
「・・・素敵です・・・ルルーシュお兄様・・・あぁ・・・もっと早く目が見えるようになっていれば・・・。」
「あぁ、ドレス姿のルルーシュとナナリーとユフィを並べてみたかった・・・。」
「ルルーシュ・・・v」
ぶっちゃけキモイ
(爆)。
スザクはそんな元皇族'sの姿にちょっと引き気味になっている。
「・・・ナナリー・・・?コーネリア様ー、シュナイゼル様ー・・・。」
恐る恐るスザクが声をかければはっと凄い勢いで戻ってくる三人。
なんだこの反射神経は。
「とにかく、お兄様が見つかったとなればすぐにでもお迎えにあがりませんと!スザクさん!案内してください!!」
「えっ?!ちょ?ナナリー?!!」
スザクの声なんか右から入って左抜けている。そして、扉を壊さんばかりの勢いで電動車椅子フルスピードで部屋を後にするナナリー。
「うむ、枢木。我々も行くぞ。」
「
待ってておくれー!私のルルーシュ!!
」
うきうきと部屋を出て行くコーネリアとシュナイゼルの姿に一気に疲れに押しつぶされそうになっているスザクであった。
―あぁ、ルルーシュ・・・早く会って君に癒されたい・・・―
あれ?三話で終わるはずだったんだけどなぁ?もう一話続きます。アンケートもありがとうございました。
そしていつものことですが、シュナ様の壊れっぷり(むしろ壊しっぷり)が自分でやってて楽しいです(爆)。
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