続き。スザルル。無理矢理スザルル(爆)。















アゲタラムの咲く庭で〜5〜

その後はいろいろあった。いろいろありすぎて。その中でも一番恐ろしかったのは(え)ナナリーv.s.C.C.・セシル・咲世子による毒舌ルルーシュ攻防戦(ネーミングセンスどうよ)。その周辺一帯にブリザードが吹き荒れていたのは言うまでもない。

そんなこんなでひと悶着ありつつも。結局。ナナリーの元たちの元に戻ってきたルルーシュたち。戻ってきてからも一騒動。まぁ、言わずもがな。

ルルーシュぅぅぅぅううううげふぅっ!

「シュナイゼル異母兄上。ルルーシュが引いてます。学習してください。」
部屋に入るなり、ルルーシュに突進してきたシュナイゼルを素晴らしい回し蹴りで沈めるコーネリアに拍手(笑)。
そして、改めてルルーシュを見て固まる面々。
その言葉に改めてルルーシュを凝視するシュナイゼルとコーネリア。ルルーシュのその姿は白いAラインワンピースに胸の下をすみれ色のリボンで結び、同じ色のショールを羽織っている。どっからどう見ても女の子。
「ル・・・ルーシュ・・・?」
一瞬固まったコーネリアだが、すぐさま復活。なんだか目がキラキラしているのは気のせいだということにしておこう。
「ルルーシュ!」
「は、はい!」
「お前に似合いそうなドレスがあるんだ!さぁ!こっちにおいで!」
「え?コーネリアさ「昔のように姉と呼んでおくれvv」コーネリア異母姉上・・・!?」
ずるずるずる
ルルーシュはコーネリアに連行された(え)。残された面々はとりあえず部屋に入り、用意された席に座る。いつの間にか復活したシュナイゼルも然り。

「・・・・・・・・・で、貴方方はルルーシュ様をどうするおつもりか?我々は、ルルーシュ様に生涯ついて行くと決めたもの。ルルーシュ様の幸せこそ我々の望み。ルルーシュ様に害を成すようであれば、我々とて、容赦はしない。」
ジェレミアが真剣な顔で言えば、ルルーシュと共に居た面々もしっかりと頷く。そんなジェレミアの言葉に、ナナリーは臆することもなくにっこりと微笑む。
「私だって、お兄様・・・いえ、お姉様には、幸せになっていただきたいのです。今まで私に心配をかけまいと、一人で抱え込んで、世界の悪意を一人背負って、逝こうとしました。そのお姉様が生きていたのです。今度こそ幸せになっていただきたいと願うのは、当然のことです。」
「私だって、可愛い異母弟、否、異母妹に、幸せになってもらいたいと今は心からそう思っているよ。」
しっかりと、表情は微笑みつつもその瞳は真剣であることを語っている。
「シュナイゼル・・・貴様は・・・。」
「ルルーシュのギアスは、解けていないよ。ただ、私が『ゼロ』=『ルルーシュ』であると、知らなければ完璧だったのだろうね。」
だから、私には『ゼロ』である『ルルーシュ』の命令でなければ、効果はないよ。
そう言って、苦笑するスザクを見る。
「では、貴方方は、ルルーシュ様に、危害を加えるお気持ちは、ないのですね?」
咲世子が一言一言、確認するように尋ねる。皆―あれだけルルーシュを、『ゼロ』を憎んでいたニーナまでも―真剣な表情だ。
「「もちろん(だ)(です)。」」
「大丈夫。そんなことになったら僕が問答無用でルルーシュ連れ出してあげるから。」
にーっこり。わぁ・・・スザクさん・・・しばらく見ないうちに黒くなっちゃって・・・。とか思ったかはともかく。そんなこんなをしているうちにルルーシュの着せ替え(笑)が終わったらしく。

待たせたな!皆の者!

超漢(男でなく漢)らしい台詞と共に景気よく扉を開けて戻ってきたコーネリア。超いい笑顔(え)。
「さ、ルルーシュ。こちらにおいで。」
促されて部屋に入ってきたルルーシュの姿は背中に蝶が羽を広げたようなリボンの付いた黒いプリンセスラインのドレス。淵には金色の刺繍がいやらしくない程度に施された、可愛らしくも上品なドレス。
その可憐な姿に、一同は言葉を無くす。
「え・・・と・・・あの・・・私は・・・。」
顔を真っ赤にしながら、おどおどと視線を巡らせるルルーシュに一番最初に近づいていったのは、スザク。
スザクはルルーシュの前まで来ると、困ったような照れたような顔をするルルーシュの手をとって直球ストレートど真ん中の剛速球を投げつけた(え)。

ルルーシュ、僕と結婚してください。
「え・・・?」

えぇぇぇぇぇぇぇぇえええ!

爆 弾 投 下
原爆クラスな勢いで投下された爆弾発言。シュナイゼルとかロイドとかジェレミアがスザクに飛びかかろうとするのをいろんな人が止めている(誰が誰を止めているかはご想像にお任せします)。
「ルルーシュは、嫌?」
「え・・・でも私は・・・。」
―ユフィを殺した―
そう、呟くように言えば、スザクはルルーシュを優しく抱きしめる。
「もう、いいんだよ、ルルーシュ。もう、いいから。」
抱きしめられ、耳元で優しく諭され、ルルーシュは涙を流す。そして、スザクはルルーシュから身体を離し、もう一度問う。
「ルルーシュ、僕と、結婚してください。」
「っ!・・・はい・・・っ!」

それから。
本当なら大々的にスザクとルルーシュの結婚式を行いたいところだったが、それは事情が事情であるため、身内(といってもごく限られた人々)のみで、小さな教会で、ちょっと妨害に会いそうになりつつも(誰かはご想像にお任せします)式は挙げられた。
スザクもルルーシュも、今までで、一番幸せな表情で、その場に出席した人々も幸せな表情になっていた。

いい加減終われ・・・!
つーわけでスザルルEND!闇猫にスザルルを書かせるものじゃないね!駄目だ!いろんな意味で!
えーと、とりあえず。土下座しておこう。
ルルーシュのドレスは闇猫の趣味です。
シュナ様にかけたギアスは、シュナ様はゼロ=ルルーシュって知ってるんだから、ルルの命令じゃないと効果はないんじゃないかと。
最後の結婚式に元騎士団メンバーは呼んでません。唯一、カレンだけは最終回で反省してたっぽい感じなので、ナナリーが連絡とってあげました。
他の奴らは綺麗にスルー。カレンも教える気はさらさらないという(苦笑)。
いろいろ闇猫の中でだけのアホ設定(笑)。
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