シュナ様暴走中。スザクいじめバンザイ。いろいろと妄想&捏造。ナナリーとユフィが黒い子(爆)。
それでもいいというかたのみれっつごー(笑)。















君を迎えに 前編

ルルーシュはその日、朝からずーっといやな予感に襲われていた。

そんな予感を抱えながらも時間はこくこくと過ぎ、放課後。ルルーシュたちは生徒会室へと向っていた。
「ルルーシュ〜?なんか顔色悪いけど大丈夫かー?」
「・・・あぁ、大丈夫だ。」
「いや、全然大丈夫そうじゃないんですけど。」
リヴァルに突っ込まれ、苦笑する。
「ルルーシュ、今日はもう帰ったほうがいいんじゃない?」
スザクにまで心配されてしまった。
「スザクに心配されたらおしまいだな(苦笑)。大丈夫だ。・・・溜まっている仕事・・・俺がいなくても終るならいいが。」
「「ごめんなさい。いてください。お願いします。」」
いろんな意味でルルーシュに頭が上がらないリヴァルとスザクだった。

「さー、さっさと終らせて帰ろうぜー!」
「そうだな。」
ルルーシュは生徒会室の扉を開けた。
「久しぶりだね!私のルルーバン
なんか!!なんかいた!!
ルルーシュはなんか見てはいけないものを見てしまったという勢いで生徒会室の扉を思いっきり閉めた。
「え・・・ル・・・ルルーシュ・・・?ちょ・・・何?どうしたの?」
状況が飲み込めていないリヴァルはおろおろとスザクとルルーシュを見る。スザクもなんか見ちゃいけないものを見てしまったという状態で固まっている。
「すまないリヴァル。今日は帰らせてもら「ひどなぁルルーシュ、感動の再開だというのに☆」
「「シュナイゼル殿下!!」」
ルルーシュが閉めた扉をバンと勢いよく開けてバックにキラキラと花を背負う勢いで抱きしめ、ルルーシュを生徒会室に引きずり込むシュナイゼル。
「・・・誰かとお間違えではありませんか?確かに俺はルルーシュといいますが、皇族の方に面識はありませんよ。」
棒読み。超棒読み。素晴らしく棒読み。シュナイゼルの腕の中で、ルルーシュはシュナイゼルのほうを振り向きもしない。
「ははは、つれないななぁ。私が可愛い異母弟を見間違えるわけがないじゃないか。」
さらにギュー。
そんなあほ面丸出し(超失礼)なシュナイゼルにスザクもリヴァルも「この人誰!?」という表情。
「やっほ〜vみんな集まってる〜?・・・!シュナイゼル殿下?!」
ミレイ、シャーリー、カレン、ニーナの女性組がそろってやってくると、部屋でルルーシュを思いっきり抱きしめている人物に気付き声を上げる。
「シュ、シュナイゼル殿下。このようなところにどんなご用でしょうか。」
ミレイは動揺を押さえ、平静を装いながらも内心はかなり焦っていた。
何故見つかった。折角造った箱庭が。ルルーシュとナナリーの笑顔を守るための箱庭が・・・!!
「あぁ、アッシュフォードの息女だね。今までルルーシュたちを守ってくれてありがとう。私もこの子達を守れるだけの力はつけた。だから、迎えに来たんだよ。ルルーシュ=ランペルージ、いや、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアとナナリー・ヴィ・ブリタニア。私の可愛い異母弟と異母妹をね。」
「な!!」
「ルルーシュが・・・皇族・・・?!」
「ウソ・・・。」
カレン、シャーリー、ニーナが驚く。
そんな会話にもルルーシュは眉間にシワを寄せたまままだ抱きしめられているし、ミレイは苦虫をつぶしたような表情だし、スザクはどうしようどうしようとおろおろするばかり。
「・・・ですから、俺は確かにルルーシュという名ですが、あなたの異母弟では・・・「ルルーシュー!!
グハ!
「・・・ぐ?!」
後からの重みがなくなったと思ったら今度は自分の名前を叫ぶ声と共に横からの重さが加わった。
「ルルーシュ!生きていたのだな!!よかった!!あぁ!私の可愛いルルーシュ!!」
「・・・コーネリア殿下・・・。」
「そんな他人行儀な呼び方ではなく、昔のように姉上と呼んでおくれ!」
「ですから俺は・・・それよりもシュナイゼル殿下はいいのですか?」
「ああ。どうでもいい。」
いいのかよ!?
その場にいた全員が心の中で突っ込んだ。
「・・・ふ・・・ふふふ・・・コーネリア・・・。私とルルーシュの感動の再会を邪魔するとは・・・いい度胸だな・・・。」
「寝言は寝てから仰ってください、兄上。ルルーシュは兄上のモノではありません。私のモノです。」
「・・・俺はモノではないのですが・・・。」
聞いちゃいねぇ。
まだ床に這いつくばったままのシュナイゼル(超かっこ悪い)とルルーシュを抱きしめたままのコーネリアのにらみ合い。なんか火花がミエマス。
「・・・はぁ・・・。」
「お兄様。溜息をつくと幸せが逃げていってしまいますわよ。」
「「「ナナリー?!」」」
声のしたほうを見ればユーフェミアに車椅子を押されたナナリーの姿。
「お久しぶりですわ、ルルーシュお異母兄様v」
にーっこり。ユーフェミアが微笑む。但し、なんか黒い・・・(笑)。
「・・・ナ・・・ナナリー・・・。」
「お久しぶりですわ。お異母兄様、お異母姉様。・・・お兄様、もういいのではないでしょうか?守っていただけるのでしたら、とことん利用しまくって守っていただきましょうvv」
黒ナナリー様ご光臨(笑)。
なんか後に黒いもの見えた・・・!
「それから、コーネリアお異母姉様、そろそろ私のお兄様を離していただけませんか?」
「・・・あ、あぁ、すまない。」
「ナナリー・・・!」
ぱっと離されたコーネリアの腕から逃れるとわき目も振らずナナリーに駆け寄る。ナナリーの「私のもの」発言には突っ込まないのか。そう思っても口には出さない(ナナリーが怖いから)。
「ナナリーはいいのか?」
「えぇ。お兄様に”ゼロ”なんて危険なことさせるよりマシですわ。」
『ゼロ?!』
「やはりルルーシュがゼロだったか。」←シュナイゼル
「ルルちゃんらしい感じがしたのよね。」←ミレイ
「ルルーシュー。うすうす気付いてたけどー黙ってるなんて酷いよー。」←リヴァル
etcetc。
当のルルーシュはなでバレてたんだという顔。
「お兄様、なんでバレてんだ?という顔をしてらっしゃいますね。みんな、お兄様が大好きだからですわ。・・・まぁ・・・約一名例外もいるもたいですが。」
「う゛っ!だ・・・だって・・・!わーん!ゴメンよー!!ルルーシュー!(号泣)。」←スザク
「私の異母兄様によるな。アホ犬。」
ガス
「う゛。」
「ユ・・・ユーフェミア?」
な・・・なんか見ちゃいけないもの見ちゃった?
「うふふ。お気になさらず。それよりも昔のように『ユフィ』と呼んでくださいなv」
あ・・・このこも黒かった。
「ちょ・・・ちょっと!ルルーシュがゼロって・・・!ゼロって・・・!」
「カレン・・・。」
猫を被るのも忘れて叫ぶカレンにルルーシュは申し訳なさそうに顔を歪める。
「・・・ルルーシュ様・・・。」
「・・・もう・・・いいよ、ミレイ。異母兄上、異母姉上、本当に・・・俺を・・・ナナリーを守っていただけるのですね。」
「あぁ。もちろんだとも。」
シュナイゼルの微笑みにほっとしたようにルルーシュは表情を緩める。
「ちょっと待って!ルルーシュがゼロだって言うんなら日本は!あたしたちに日本を返してくれるって約束したのは、ウソだったの?!」
ほっとしたのも束の間。カレンの叫びにその場の空気が硬直する。
「それなら問題ないな。」
「えぇ。シュナイゼルお異母兄様が皇帝になれば問題解決ですわv」
「ははは。そろそろあのロールケーキ頭を椅子から引きずり下ろして隠居していただこうと思っていたからね!私が皇帝になったらこの地も君たちに返そう。約束するよ。」
なんかもう軽く言ったなぁこの人たち。しかも皇帝をロールケーキ頭って(苦笑)。
「・・・本当・・・ですか?」
「あぁ。私は約束は守るよ。」
そう言ってどさくさにまぎれてルルーシュに抱きつこうとするシュナイゼルをコーネリアとユーフェミアが沈めた。
「うふふふ・・・なにどさくさにまぎれてお異母兄様に抱きつこうとしているんですか?のしますよ?」
この子本気(と書いてマジと読む)だ・・・!!
ナナリーの爆弾発言に一瞬場の空気が凍りかけた。
「・・・まぁ・・・それはいいとして・・・。カレン、私と一緒にこないか?」
「え?」
「いや・・・嫌ならいいんだが・・・俺の騎士になってくれないか?」
それを聞いたスザクが思いっきり慌てる。
「ルルーシュ!!なんで!ルルーシュの騎士なら僕が!!」
「お前はユフィの騎士だろう?馬鹿だろ。お前。」
「う゛!」
ザックリ。一刀両断。スザクは部屋の隅でのの字を書いていじけ始めた。でも無視。
「も・・・もちろん!あたしはあなたについて行くって決めたんだから!今更置いて行くって言われても、意地でもついていくからね!」
「ルルーシュ様!騎士なら私も・・・!私だって、カレンほどではないですが、あなたの騎士になるために鍛えてきたんです!」
そう叫ぶように言うカレンとミレイに嬉しそうに優しく微笑むルルーシュ。その笑顔を思いっきり直視した面々は顔が真っ赤だ。
「ナナリーは騎士にしたい人物はいないのかい?あそこに戻ったら、騎士が必要だろう。」
「あぁ、それでしたら。私は佐世子さんを。日本人ですが、宜しいですわよね。」
「ああ。私は能力主義だからね。それだけの力があるのなら、日本人もブリタニア人も関係ないよ。」
シュナイゼルに促されてナナリーも騎士を選び、シュナイゼルもそれを了承する。
因みにスザクはまだいじけ中。・・・大丈夫かよ。
「とりあえず、これで話はまとまったね。今日は私たちは一度戻ることにしよう。明日、迎えに来るよ。」
そう言って皇族ご一行様(笑)は生徒会室を後にした。

色々とめちゃくちゃ。ごめんんささい。ごめんなさい〜!!
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