場外乱闘?!
『
第一回!場外乱闘!なんでもありあり!ルルーシュ争奪バトル決勝戦ー!!
』
『
うわぁあああああ!
』
ミレイがのりのりでマイクパフォーマンスをすると周りから大歓声が上がる。そんなミレイの隣でルルーシュはちょっとゲンナリした顔をしている。
『
ちなみになでいきなり決勝戦なのかは作者の都合って事で突っ込み禁止ー!!
』
「
なんですか作者の都合って!
」
「だから突っ込み禁止よ、ルルちゃんv」
超いい笑顔で返された。物凄く楽しそうなその様子にルルーシュは大きなため息をつく。そもそもルルーシュはこんなバトルがされていることなんてこれっぽっちも知らなかった。むしろ知りたくなかった。いつものように生徒会に顔を出せば問答無用でミレイに拉致されて、ここに連れてこられた。つーかここはどこだよ。
『
さー、ルルーシュを一日独占してあわよくばラブラブになりたいとか考えちゃってたりするルルーシュを愛してやまない沢山の中から見事予選あーんど本戦トーナメントを勝ち抜いてきたのはーこの二人!
』
ミレイがそう叫ぶと同時にバトルステージがスポットライトで照らされる。そこに立っていたのは、
『
赤コーナー!ブリタニア第98代皇帝!シャルル・ジ・ブリタニアぁ!
』
「・・・・・・・・・
なんでいるんですか!父上!
」
「
ルルーシュはぁ、わしのものであるぅぅぅぅううう!
」
そのルルーシュを日本に追いやって戦争しかかけたのどこのどいつだよという突っ込みは綺麗にスルーされた。
っていうかミレイのマイクパフォーマンスがどうもエセプロレスちっくなのはどうなんだろう・・・。
『
青コーナー!
』
次は誰が出てくるんだ・・・とちょっと半目になりながらステージを見ていたルルーシュはシャルルが現れたときとは比べ物にならない勢いで身を乗り出して驚くこととなる。
『
”お兄様は私だけのものv”ナナリー・ランペルージことナナリー・ヴィ・ブリタニアー!
』
「
ナナリー?!
」
ナナリーがそんなところにいることだけでも驚きなのに、
「ナナリー!?え!目は?!足は!?」
「え?
そんなの演技に決まってるじゃないですかv
」
超いい笑顔ー!
曰く「だって、そのほうがお兄様が優しいんですものv」。ふふふとちょっと黒いもの背負っちゃったりして(爆)。
「そうか・・・よかった・・・ナナリーが元気で・・・目も・・・見えるんだ・・・。」
え?そこ喜ぶところ?
と突っ込みたいけど誰も口にしない。口にしたら向こうでにこにこと
黒いもの背負ってるナナリーが怖いから。
とにかく、
『
それではー!両者用意はよろしいでしょうかー!?
』
「ふふふ・・・お父様、いくらお父様でも容赦はいたしません。”閃光のマリアンヌ”の娘の力、とくとご覧に入れてみます。」
「わしとていくら娘だからといって手加減はせぇん!なんせあのマリアンヌの子だからなぁ!」
『
それではー!バトルーファイッ!
』
なんかよく分からない力(え)がぶつかり合った。
結局、
「お兄様!勝ちましたvv」
もくもくと立ち上る砂煙の中から満面の笑みで現れたのはナナリー。シャルルは・・・
返事が無い。ただの屍のようだ
(まだ死んでない)。
「ナナリー!怪我はしてないかい!?父上に酷いことされてないか!」
ビバ☆シスコンフィルター。
向こうでなんかちょっとぴくぴくしてる(キモイ)シャルルについては綺麗さっぱり無視である。
「大丈夫です、お兄様。ちょっとスカートの裾が汚れただけです。それよりもお兄様、ナナリーが勝ったのでお兄様を独占していいんだそうです。」
にこにこにこ。花のような笑みで嬉しそうに言えば、ルルーシュもナナリーにだけ向ける最上の笑みを向ける。
「そうか、ナナリーはどうしたい?何処かに行こうか。ずっと車椅子だったし、何処かに遊びに行こう。」
「はい!お兄様vv」
なんかいつもと同じような気がするのはこの際スルーの方向で。
その後。
仲良く手を繋いで歩くルルーシュとナナリーの姿はさながら恋人同士のようだったとか(報告:リヴァル←ちょっと命がけでした)。
なんだこれ。
ミレイがのりのりです(笑)。いろいろと突っ込みどころ満載です。
争奪戦争奪戦と考えていて出てきたネタがこれでした。もう、アホです。
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