ルルーシュは真っ白な空間を漂っていた。真っ白で、何も無い。上も下も、右も左もわからない。着ている服もあの皇帝の服では無く、もう何年も着慣れたアッシュフォードの学生服。
―あぁ、俺は死んだんだ―
その表情はどこか満足そうに微笑んでいて。
ふと、気配を感じて振り返ると、そこには黒い長い髪に黒い瞳の女性が妖艶な笑みを浮かべていた。
「あなたはまだ、消えるべきではないわ。」
女性はそう言って手を差し伸べる。
―だが、俺は・・・―
「なら、あなたを想う人たちの想いは、どうするの?」
そう言われてしまえば、ルルーシュは悲しそうに顔を歪める。
「さぁ、いらっしゃい。あなたの願い、叶えましょう。」
再び伸ばされた手をとると、その体は真っ白な光に包まれた。
目が覚めて、一番最初に視界に入ったのは黒い物体。
「ぷうみたいなー。」
「・・・。」
「突っ込んでくれない。」
・・・どっかで聞いたことあるような台詞なのはスルーの方向で。その、自分に乗っかっている黒い物体―モコナ・モドキ、通称モコナ―を少々無視するように起き上がるとモコナは(なんだか楽しそうに)キャーと微妙な悲鳴を上げてルルーシュの上から転げ落ちる。あたりを見回せばそこは和室のようだった。しばらくボーッとしていると襖の向こうからぱたぱたという足音が近づいてくる。
「あ、目、覚めました?侑子さーん、目、覚めたみたいですよー!」
一瞬襖が開いて覗いた顔はすぐに引っ込み、向こうから「「お目覚めお目覚めー!!」」という少女の二重奏。そして、
「目が覚めたのね。どう、生き返った気分は。」
「あ・・・あなたは・・・。」
白い空間で手を差し伸べてくれた女性が、そこにいた。
CLAMPつながりです(聞いてない)。侑子さんだったらこれくらい出来ちゃうと思うんです。っていうかしてください(願望)。
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