それから放課後になると毎日のように三人はルルーシュの下へ訪れるようになった。話を聞くと、ユフィとロロは四月一日と同じ学校に通っていて、さらにクロヴィスはその学校で美術教師をしているとのこと。しかも、今現在は三人で一緒に住んでいるのだとか(どういう経緯でなのかは不明だがファミリーネームは”ランペルージ”らしい)。いったいどういう状況でそうなったのかは謎だが、なかなかうまくやっているようで。・・・まぁぶっちゃけるとそれはルルーシュの前でだけだったりするのだが。
そしてこの日は休日と言うこともあり、四人は街中を歩いていた。侑子に命じられた(笑)家事をこなすことで手一杯(食材なんかは四月一日が買ってくるので買い物にも行かない)なため、この世界に来てからは侑子の家の敷地から一歩も外に出ていなかった(正確には出してもらえなかった)。
そんなこんなで。
さすが休日。いたるところに人が溢れかえり、少しでも気を抜けばはぐれてしまいそうなほどで。
「ルルーシュ、迷子にならないようにしてくださいね?」
「ユフィ(苦笑)。俺は子供じゃないんだがな。」
「でも、兄さんはしっかりしているように見えて、どこか抜けてるからね。心配なんだよ。」
ロロの言葉にクロヴィスまでもが大きく頷いていて、ルルーシュは「俺はそんなに信用が無いのか・・・。」とちょっと凹み気味。それでなくてもこの四人。特にルルーシュの美貌はすれ違う誰もが―老若男女問わず―振り返る。ルルーシュには及ばないまでも、クロヴィスもユフィもロロもそれなりに美形である。そのために100m進むたびに芸能事務所のスカウトに声をかけられると言うなんとも迷惑極まりない現象が発生していて(ユフィとロロによって全て撃退されている)。
それでも、三人は嬉しかった。皇族として狙われる心配も無く、心からルルーシュが笑ってくれるから。
しばらく行くと大きな公園でフリーマーケットが開催されているのが目に入った。あまりこういうものに触れる機会も無かったルルーシュは心なしかはしゃいでいるように見える。
そして案の定、
「兄上?ユフィ?ロロ?」
はぐれた。
「三人とも、迷子か?」
お前がだよ、という突っ込みは誰もしてくれない。
人のことは棚に上げて、責任転嫁万歳(笑)。首を傾げつつ、歩いていれば会えるだろうと、人ごみの中を歩き出すが、さすがにこれだけの人の中。なかなか見つけることが出来ず、出展されているものを眺めながら歩いていると、
ドン!
やはりというかなんというか、前にいた人物と思いっきりぶつかってしまい、しりもちをついてしまう。
「あ、わりぃ。大丈夫か?」
「たた・・・あ、はい。大丈夫で・・・っ!」
差し出された手の先にいたのは、
「・・・ゼロ・・・?」
「卜・・・部・・・。」
自分に日本という国を託して逝った、戦友だった。
卜部さんとーじょー。最初遭遇場所を遊園地とかにしようかとも思ったんですが、大の大人が遊園地とかまじめにありえねーだろーということで却下となりました(爆)。
← 戻る