ハジマリのうた〜act11〜
朝比奈たち(というかピンポイントで朝比奈)に宣戦布告をしてから侑子の家に行けば、やはりクロヴィスとシャーリーは先に来ていて。さらに部活などもやっていないはずのユーフェミアとロロが遅れてきたことにルルーシュはやっぱり物凄く心配していたが二人とも理由は言わない。言ったら言ったでルルーシュが心配するのは目に見えている。
「本当になんとも無いのか?大丈夫なんだな?」
「大丈夫だよ、兄さん。」
「そうですわよ、ルルーシュは本当に心配性ですわね。」
くすくすと笑われてルルーシュはそんなことは無いと反論するが、クロヴィスとシャーリーもユーフェミアたちの言うとおりだと言われてしまいちょっと凹む。
そして四人の帰り際。ユーフェミアとロロだけが侑子に呼ばれてその場に残る。心配そうな表情をするルルーシュを追い出して侑子はユーフェミアとロロに楽しそうに笑いかける。
「で、どうだった?」
「そうですね、とりあえず自分の愚かさについて思いっきり突きつけてきましたわ。」
「あれで反省しないようだったら本当に馬鹿ですよ。」
ユーフェミアとロロも侑子と同じ笑みを浮かべる。何も知らない人がいたらいろんな意味で恐ろしい光景かもしれない。
「まぁ、本当に愚かでしたのは一人でしたので、その方にピンポイント攻撃をさせていただきましたけど。」
それを聞いて満足そうに笑みを深める。
「それでいいのよ。」
「でもコレじゃ物足りない気もするんで、義姉さんともうちょっと痛めつけてみようかとも思ってるんですよね。」
黒魔術で。
とロロがのたまえばさすがの侑子も少し心配そうな表情をする。
「気をつけなさい。魔術、特に”黒”魔術と呼ばれるものは強い結果が得られる代わりに対価も大きいわ。あなた達なら大丈夫だとは思うけど、無理はしないように。あなた達が無理をして、心を痛める人がいることを、忘れないで。」
真剣な表情で言われた言葉に、ユーフェミアとロロも真剣な表情で頷いた。