ナナリー黒い子(爆)。TURN7『棄てられた 仮面』捏造。スザクに厳しいです。
それでもいいというかたのみれっつごー(笑)。
護るために 前編
『私は歩くことも見ることも出来ません・・・』
大画面の中でナナリーがエリア11新総督就任の挨拶をする姿を、ルルーシュはつらそうな表情で見詰めていた。
『そして、この場を借りて私的な発言をする事をお許し下さい。』
そんな事を言い出したナナリーにスザクも、回りにいた人たちもナナリーを凝視する。
「ナ・・・ナナリー総督・・・?」
『ゼロ・・・いえ、ルルーシュお兄様、ご覧になっていますか?ナナリーです。』
「!」
ナナリーによるゼロ=ルルーシュの爆弾発言にルルーシュはフリーズ。
ナナリーは知っていた。スザクがゼロを捕えてラウンズの地位を得たこと。
ナナリーは疑っていた。先日の電話でのルルーシュのあわてた様子とスザクの不自然な行動を。
そして気付いた。あの時、自分の名を叫んだゼロが―愛する兄―ルルーシュであることを。
兄は自分のためにゼロになったのだと。その兄を否定してしまった・・・傷つけた・・・。
そして決意した。今まで護られてきた。今度は私が―ルルーシュを護る―と。
『お兄様。お兄様がアッシュフォードにいらっしゃることはわかっています。なので・・・そろそろお迎えが到着すると思いますわv』
ニッコリと微笑んだとほぼ同時に
ズーン
「地震?!」
『ルルーシュ様・・・お迎えに参りました。ナイトオブシックス、アーニャ・アールストレイムです。』
『やっほー!ルルーシュ様ーvvナイトオブスリーのジノ・ヴァインベルグでーす!』
外を見れば校庭にはナイトメアが二機。そのナイトメアからは物凄くローテンションな少女の声と逆にめちゃくちゃテンションの高い青年の声。
何が起きたのか確認しようと他の生徒と共に校庭に出てきていたルルーシュは相変わらず突発事項に弱いらしくほかの生徒と共に二機のナイトメアを見上げてフリーズ中。
そんなルルーシュをアーニャが発見。
『ルルーシュ様、発見。』
『保護しまーす!』
「うわ!」
生徒の中にナイトメアが手を突っ込み、フリーズしたままだったルルーシュをあっさり捕獲。
「ルルちゃん!?」
「ルルーシュ!」
「ルル!!」
ミレイ、リヴァル、シャーリーが慌てたような声を出すが、ルルーシュをナイトメアで捕まえたジノはお構いなし。
ピピピ
『ナナリー様。無事、ルルーシュ様を保護しました。』
『ありがとうございます、ジノさん、アーニャさん。お兄様を傷つけないように大事につれてきてくださいね。』
『『イエス・ユア・ハイネス。』』
通信を終え、ジノはルルーシュをコクピットに入れると、アーニャと一緒に学園から姿を消した。
なんかおかしい。素晴らしくおかしい。
続きます(爆)。
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