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Con cuore ed un trifoglio ed una Mafia-Un apertura aprendo-
クローバーの塔の中はたくさんの人でにぎわっていた。
「・・・毎回のことながら毎回のことだねぇ・・・。」
机に頬杖を付いて苦笑しながらぼやくのは世界最大マフィアのボスである沢田綱吉。
「・・・そうね。いつものことなのよね。」
そのぼやきに応えるのはこのクローバーの塔で働く少女、アリス=リデル。
「アリスもいつも大変だよね。」
「ツナヨシほどじゃないわ。」
そう言って視線を向ける先では、
「いい加減かみ殺されなよ。」
「やだよ!死んじゃったら霧のお姉さんやツナヨシお兄さんと遊べなくなっちゃうもん!」
「そーだそーだ!そっちがくたばっちゃえ!戦闘馬鹿アヒルに腐れ南国果実ー!」
「・・・コロス・・・!」
「落ちろ・・・そして廻れ・・・!」
トゥイードル=ディーとトゥイードル=ダム―通称ブラッディー・ツインズ―がボンゴレ守護者戦闘力No.1、2である雲雀恭弥&六道骸とドンパチしている。・・・うん、手元とか見えない。
「あはは、君強いよね!トカゲさんと殺るのも楽しいけど君も楽しいなぁ!」
「そりゃどーも!」
「でも君って俺とキャラかぶっちゃってるんだよねー。だから死んでくれない?」
「はは。それは聞けない相談ですよー。」
こっちはこっちで腹黒対決(爆)が展開されている。・・・セリフもいつものことだ。
さらに向こうでは獄寺v.s.エリオットの上司自慢対決中。内容は・・・もうどうでもいい(え)。
「はぁ・・・俺部屋戻るよ。クローム達はどうする?」
「ボスが許可してくれればアリスとお買い物に行って来るわ。ハルと京子とイーピンにお土産を買ってくるって約束したの。」
後ろでそんな光景にも慣れたもので大人しく立っていたクロームに声をかければ女の子らしい答えが返ってくる。
「いいよ。千種さんと犬さんも行って来ていいですよ。あ、クローム、母さんのお土産も見繕ってきてくれる?」
「わかったわ、ボス。」
「じゃぁツナヨシ。クローム借りるわね。」
「うん。行ってらっしゃい。」
部屋から出て行くクローム達を見送って、
「さて・・・、」
「部屋に戻るんならあいつらどうにかしてから行けよ。」
「わかってるよ、リボーン。あ、了平さんとランボも戻っていいよ。お疲れ様。」
「うむ!」
「わかりました。」
特に何をすることもなくクロームと同じく控えていた了平とランボを先に部屋に戻らせてから未だにドンパチを続けている守護者どもに向かって、
「
Ⅹバーナー!
」
ゴー!
口で言って効かない(経験済み)奴らには実力行使が一番である。
さすがに全員直撃は免れたがみんなところどころこげている。さらに壁に大穴があいた。
「あ、グレイ。修理費はあいつらで。」
「あぁ、了解した。」
これもいつものやり取りらしい。なれたものだ。ただし向こうでナイトメアが驚いて吐血している。未だに慣れないらしい。
「ほら俺達も戻るよ。では皆さん!また次もよろしくお願いします。」
優雅にお辞儀をして「てめぇらさっさとしやがれ。」という最強の家庭教師様の視線を受けて綱吉と守護者達は部屋に引き上げていく。
そんなボンゴレファミリーが引き上げて行った後。
「・・・ふむ。やはり面白いな彼等は。」
「こやつと同意見というのは感に触るが確かに面白いな。我が城に滞在させたいのぅ。」
ブラッドv.s.ビバルディ。なんかちょっと火花が見える。
「おい、そーいやアリスはどうしたんだ?」
「あー!いつの間にかお姉さんがいない!」
「アリスならクローム髑髏と買い物に行ったぞ。」
今にも吐血しそうな顔で机に突っ伏しながら言えばブラッディ・ツインズからブーイングが上がる。
「えー!僕達もお姉さん達と一緒に行きたかったー!」
「クロームお姉さんがいったんなら犬お兄さんとか千種お兄さんも行ったんでしょー!いーなーいーなー!」
「お前ら・・・霧と雲とバトッってたじゃん・・・。」
ボリスの冷静な突込みが入ったりするけど聞いちゃいねぇ。
「・・・さて、我々も部屋に戻るぞ、エリオット。」
「おう!おら、ガキども!さっさと行くぞ!」
「わー!児童虐たーい!」
「訴えてやるー!」
「ざけんな!」
帽子屋ファミリー退場。最後まで騒がしかった。
「わらわたちも戻るかの。アリスもツナヨシもいないのでは面白くない。」
「僕はアリスさえいればいいです!あぁアリス!」
「俺はトカゲさんと鍛錬したいなー。」
「断る!」
こっちもなんだか騒がしい。・・・いつものことか。
「俺も戻ろーかなー・・・、」
「ピ!な・・・なんか殺っ!にゃんこー!」
「・・・おーい。俺を置いてくなー。」
あ、いたんだゴーランド(え)。
「・・・はぁ。ワタシも帰るぞ。騒がしい・・・。」
ユリウスもいたんだ。なんつーか本当、周りのキャラが濃すぎて目立たない(酷)。
かくして。会合は混沌のまま終わった。
混沌・・・!
始まりというか、みんなの関係はこんな感じですよー的な?(苦笑)。
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