たまには息抜き
「なぁ・・・ばーちゃん。」
「ばーちゃん言うな。」
「なんで俺はここにいる?」
「無視か?」
「いいから俺の質問に答えてくれ。」
「・・・分かったからその殺気とクナイをしまってくれ。」
現在地。火影邸の執務室。しっかりと結界を張りご丁寧に「関係者以外立ち入り禁止」と書かれた張り紙が扉に張られている。そこには五代目火影、綱手とナルト。更に。
「ついでに聞くが、なんでこいつらまでいる?」
こいつらとは日向・油女・秋道・奈良・山中各名家のご頭首様方。
「「「「「ナルトの気配がしたから。」」」」」
「(聞いてたのかよ。)」
地獄耳な五人にナルトはため息をつく。
「ばーちゃん。俺下忍の任務中だったはずだけど?」
そう。ナルトは下忍任務で草むしりをしていたはずだが・・・
回想
「よ。カカシ。」
「綱手様。どうなさいました?」
「あ。ばーちゃんだってばよ!」
「カカシ。ナルト借りるぞ。」
「「は?」」
ドゴ!
回想終了
「もしかして俺拉致られた?」
「そういうことだな。」
綱手のあっさりとした答えにナルトは思いっきり疲れた顔をする。
「しかも・・・なんだ・・・?この酒盛りの準備は?仕事しろよ。」
目の前には明らかにこれから宴会ですといわんばかりの酒やつまみの数々。しかも更に頭首たちもなにやら持ち寄ったらしくものすごいことになっている。
「・・・なにがしたい・・・?綱手・・・。」
「酒盛り。」
「仕事しろ。」
そんな会話が永遠と続きそうだったが・・・
「おい!ナルト!お前もこっちこい!」
「は?!」
「今日こそはナルトは誰のものかはっきりさせてやる!」
「俺は誰のものでもねぇよ!綱手!!」
「まぁ、お前愛されてるんだから。いいんじゃねぇの?」
もみくちゃにされるナルトを綱手はにこにこと微笑ましそうに眺めている。
「・・・ったく。」
ナルトも諦めたように酒盛りに参加する。
「・・・たまには生き抜きも必要か?」
そう呟いて微笑むナルトの声は頭首たちの『ナルト争奪戦』の声にかき消され、誰の耳にも届かなかった。
fin
7777hitのリクエストです。リク内容は『親父'sでほのぼのギャグ』だったのですが・・・
えっと、いろいろと間違ってますね・・・。ごめんなさいです・・・。
あうあう・・・(号泣)ごめんんささい・・・修行してきます・・・。