いいたい言葉

「「ナールトv」」
「・・・。」
「・・・なんだ。朝っぱらから五月蝿い。」

現在午前9:00。今日は下忍の任務は休みのはず。
前日暗部の任務で朝まで起きていたナルトは気持ちよく寝ていたところを起こされて不機嫌極まりない表情で下忍仲間と担当上忍を迎えた。
「あ〜らら。ナルトったらご機嫌斜めだねぇ☆」
「ったりめぇだ。クサレ上忍。こっちは暗部の任務で朝まで飛び回ってたっつーの!ったく・・・数ばっか多いだけのよえぇ奴らばっかそろえやがって・・・(怒)」
「「「・・・。」」」
よほどめんどくさい任務だったのか、ナルトから殺気のチャクラがもれる。
「そ・・・それよりも!ナルト!今日は何の日か覚えてる!?」
「は?」
意味がわからないという顔で首をかしげる。その姿は夜は暗部で暗殺をしている天才・禍とは思えない愛らしさ。 「・・・鎮魂祭だろ?それがどうした。」
サクラもカカシもナルトの応えに「やっぱり」という顔をする。
「ナルト・・・お前それ本気で言ってるのか?」
「本気も何も、今日はそれ以外何も「今日はお前の誕生日だ。」

あ。

ナルトは驚いた顔をする。

そうだ。今日は自分が生まれた日。
「だからなんなんだ?」
「だーかーらー!」

「「「ナルト、誕生日おめでとう!」」」

三人が声をそろえて言う。
「今日はとりあえずこれを言いにきたのよねーv」
「今日は任務はお休みだからね。ナルトの家まで行かないといえないから。」
「・・・珍しく遅刻魔のバカカシが遅刻しなかったのが奇跡だ。」
サスケに痛いところをつかれて部屋の端でカカシはのの字を書いている。
「でね!今日はナルトにプレゼントも持ってきたの!はい!あたしは特製のバースディケーキよ!」
でんとテーブルの上に出されたケーキには『ナルト ハッピィバースディ』とチョコレートで書かれている。
「先生はこれ!」
ぶわ
どこから出したと突っ込みを入れたくなるような薔薇の花束(しかも赤)。言わずもがな、そこにいた全員が思わず引いてしまった。
「・・・俺は・・・これ・・・やる。」
その手には小さな箱。
「その・・・開けるのは・・・一人のときにしてくれ。」
「あ・・・わかった。」
なんだか赤い顔のサスケに意味がわからないといった表情のナルト。
「改めて、ナルト。」

「「「誕生日おめでとう!」」」
「・・・ありがとう・・・。」
プレゼントを並べたテーブルを眺め、少し戸惑ったような、はにかむような笑顔でナルトはそう、呟いた。

その後、他の下忍達まで家に押しかけなぜか始まる誕生日パーティ。そして皆が帰った後ナルトはサスケに貰った小さな箱を開けてみる。そこには銀色の指輪。サスケの手作りなのか少々不恰好な形をしている。指にはめてみると薬指にぴったりサイズ。
「・・・どういう意味だよ・・・。」

次の日、どうやって顔を合わせようと必死に悩むナルトがそこにいた。
fin

ナルトー!はっぴぃばぁすでぃvv
去年はノーマルナルトで祝ってみたので今回はスレで。
なんかおかしな展開〜(苦笑)
サススレナル前提ナルト総受け(笑)
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