おかえり
「なんか・・・」
気に食わないってばよ
そんなことを考えながらナルトは砂の忍達に囲まれる我愛羅を眺める。
我愛羅奪還も無事完了し、これで里に帰れるとほっとしたのもつかの間。
集まった砂の忍達に囲まれ、どことなく照れたような嬉しそうな我愛羅を見ているとナルトはなんだか気に食わない。
「むー・・・」
知らず知らずのうちにナルトは我愛羅を睨んでしまう。さしずめ『他の女と仲良くしている彼氏を睨む彼女』と言ったところ。
そんなナルトの視線に気がついたのか我愛羅もこちらに視線を向ける。
そして砂の忍達が止めるのも聞かずにナルトに近づく。
「ナルト・・・」
「な・・・なんだっ「ちょっと来い」
「は?」
驚くナルトを我愛羅は岩陰に連れていく。
「・・・何故怒っている?」
「怒ってなんかいないってば・・・」
岩陰の誰にも見られず聞かれない場所に来ると我愛羅はナルトにそう問うがナルトは不機嫌そうにそっぽを向くだけ。
そんなナルトが可愛くて。我愛羅は思わず笑みを浮かべる。
「・・・ヤキモキ・・・か?」
「な!そんなわけ・・・!」
と反論しつつもナルトは真っ赤になる。
「大丈夫だ。俺にはナルトだけだ。」
そう言って我愛羅は恥ずかしげも無くナルトを抱きしめる。
「・・・恥ずかしいってば・・・」
「別に誰も見てない」
「・・・馬鹿・・・」
「お互いだ」
「・・・お帰りだってばよ・・・我愛羅・・・」
「あぁ。只今」
そう言って二人は口づけをかわす。
そして・・・皆のもとに戻ってきた二人はお互いの仲間達に詰め寄られることになるのだった。
fin
えーっとWJ何号って数えてなかったからわかんないけど(おい)我愛羅奪還後。
もうあれは我ナルだろう!と久しぶりに萌スイッチ発動で書いたモノ。
布団に入って妄想スイッチは入ったとたんに携帯でカチカチ・・・(馬鹿)
そんなテンションだったからなんかおかしい・・・(苦笑)。