ハッピーバースディ!
「・・・なんでいんだよてめぇ・・・(怒)。」
「マイハニーのバースディにプレゼントを用意するのは旦那の役目だ。」
「てめぇ・・・抜け忍の自覚あんのかよ・・・(激怒)。」
そんな会話がナルトの家の前で繰り広げられていた・・・。
本日10月10日。ナルトの誕生日。そして里の慰霊祭。
今日はナルトも「誕生日くらいゆっくり休め。」という5代目火影の一言により暗部の任務も無し。
溜まった洗濯物や、掃除などの家の中のことをやってしまおうとしていたところ・・・、
ぴんぽーん
チャイムが鳴った。・・・嫌な予感・・・。外にあるのはなんかどっかで感じたことのあるチャクラ。
・・・無視しておく。こんな日に尋ねてくる人間なんかめったにいない。普段でも中々いないのに。
ぴんぽーん
もう一回。それでも無視。
ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん
「
だー!!るっさい!!
」
バン!!思いっきり扉を開けると、
「
ナルトー!!
」
「
やっぱりてめぇかー!!
」
ドガ!
「
ごふぅ!
」
嫌な予感的中。
そこにいたのは里を抜けたはずのサスケ。
扉を開けた瞬間、抱きつかんばかりの勢いで突進してきたサスケに右ストレートを食らわす。
つか堂々とこんなところにいるなよと突っ込みを入れたくなるナルト。
そして冒頭の会話に至るというわけだ。
もう、周りなんか気にすることなく怒りのチャクラ垂れ流し。
サスケもさすがにちょっとビクビク。
「あら、ナルトー。何やって・・・サスケ君・・・?」
「
げ
・・・サクラ・・・。」
そこにやってきたのはサクラ。手には大きな箱。
「げ、とはご挨拶ね・・・。何しに来たのかしら・・・サスケ君・・・?」
ニッコリ微笑みながらもなんかすごいチャクラ発してマス・・・、サクラ様・・・。
「あぁ、サクラ。・・・こいつ・・・抜け忍のくせして自覚ねぇみてぇだぜ・・・?」
「あら・・・じゃぁ・・・自覚させてあげないとね・・・。」
「そうだな・・・。」
「
え゛・・・。
」
―――――しばらくお待ち下さい―――――
「ハァ・・・これでしばらくこねぇだろ・・・。つかまじ自覚しろっつんだ・・・。」
「本当よね。」
「ところでサクラ、なんか用か?」
「あ、そうそう。これ。ケーキ買って来たの。あんた誕生日でしょ。もう少ししたらカカシ先生とかサイとかも来るから。」
「・・・まじで?」
「そーよ。あんた、今日一日引き篭もってる気でしょー。だからあたしたちでお祝いしてあげんの!」
「・・・とりあえず・・・ありがとう?」
「何で疑問系なのよー!」
今日も木の葉の里は平和です(?)。
ウチのサスケさんは何処までもあほです!(笑)。絶対抜け忍の自覚は無いと思います!(爆)。
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