狐の嫁入り〜四人目〜
次の日。四人目の相手はアカデミーの先輩。
「久しぶり、ナルト君。」
「お久しぶりです。テンテン先輩。」
今日も今日とて天気は気持ちのいいぐらいに晴天。
ナルトの目の前にはお団子頭にチャイナドレスの少女。アカデミーの先輩であるテンテン。っていうかお見合い相手全員知り合いってあたりどうよと突込みが入りそうである。
「先輩もなんで俺なんかとのお見合いOKしてんですか。」
あからさまにめんどくさいというオーラを出しまくっているナルトに苦笑する。
「うん、最初はねー、あたしも断ろうかと思ったんだけどねー。」
「けど?」
「ナルト君と結婚したらネジとかリーに自慢できるし?」
あいつらの凹んだ顔見て爆笑したいし♪
と、笑顔で言われれば「そんな理由・・・。」とずぅんと効果音がつきそうな勢いで凹むナルト。
「ふふ、それが無くてもナルト君とのお見合いだったら喜んでOKするわv」
「は?」
「だって、ナルト君のこと好きだもの。」
「はい?」
言われた言葉が理解できない。否、理解することを脳が拒否している。全力で。
「・・・・・・・・・・・・本気で言ってます?」
「えぇ、本気よ。」
にこにこにこ。
テンテンのその顔はうそを言っているようには見えないから頭が痛い。
「・・・この森は物好きが多いみたいですね・・・。」
「そうよー。ライバルはすごい多いんだから。そんな中でお見合い相手に選ばれたってことだけで光栄なことよv」
今日もまたひとつ、知りたくなかったことを知った。
四人目。テンテン。キャラがわかりません(爆)。
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