狐の嫁入り〜本人の意思は結局無視ですか?〜
見合いも一通り終わり数日。ナルトはミナトとクシナの前に座っていた。・・・空気が重く感じるのは何故だろう・・・?
「・・・で・・・何?」
恐る恐るといった感じで口を開けば、
「全員お断りしたんですってね?」
「げ。」
クシナの笑顔がコワイ。背後に何か・・・黒いモノが見える。隣のミナトはちょっと衝天しかけている。
「えーと、だから俺は結婚なんかする気は無いって・・・」
「じゃぁ誰かほかに好きな人でもいるの?」
「いないけど・・・(汗)。」
コワイ。ものすごくコワイ。
「と・・・とにかく!俺はまだ結婚なんかする気は無いっての!!」
ゼーハー・・・
「あら、まだっていうことは・・・いずれは結婚する気があるってことよね?」
「え゛。」
墓穴を掘った。とっさにそう思った。
「えーと・・・えーと・・・」
「ナルトは俺のヨメになるんです!!」
「
どっから入ってくるー!?
」
窓からいきなり入ってきたサスケに思わず突っ込み。
「
貴様なんぞにナル君はやらーん!!
」
「
そういう問題じゃねー!
」
なんかいろいろと突っ込みどころ満載なやり取りをする自分の父親と(ただの)元・クラスメイト(友達とも思われていない)にとりあえず叫んでおく。
「あら、サスケ君だったらナル君を任せられるわねvでもナル君は一人っ子だからお嫁さんに出すわけには行かないのよ・・・。サスケ君、婿養子に来てくれるかしら?」
「もちろんです。どうせ兄貴が跡継ぎになるんですから。」
「
勝手に話を進めるなー!!
」
ナルトの叫びもむなしく、クシナとサスケは勝手に話をどんどん進め、ミナトは「僕のナル君が汚されるー!(号泣)。」とかわけのわからないことを叫びながら号泣中。
「・・・人の話聞けよ・・・。」
ナルトはその様子に頭を抱え、一人盛大なため息をついた。
結局ナルトはサスケの嫁になってたりするんですよ。でもやっぱりいろんな人からの妨害行為にあうんですよ(笑)。
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