合同授業 third
合同授業がスタートしてしばらくは何事もなく順調に作業が進んでいた。このまま何もなければいいな・・・なんて思いは神に届くこともなく。
「キラー!」
「おっちびさーん!」
来た。なんか来た。
宿泊施設の部屋から出て作業ルームへ向かおうとしたそのとき。左からはアスラン、右からはエンヴィーがどこからとも泣く現れた。そしてキラとエドに抱きつこうとする。が、
ドガ
「「ゴフ!」」
綺麗に弧を描いて吹っ飛んだ。犯人は言わずもがなラクス&カガリとウィンリィ&アルフォンスである。どちらがどちらを吹っ飛ばしたかは言うまでもないだろう。
「まったく、油断も隙もありませんわ。」
「自分がストーカーだっていう自覚ないんですかね。」
「わかっててやってる気がするぞ、こいつらは。」
「ですよねー。」
なんか言葉に棘があるどころではなくもうナイフ通り越して剣とか刀とかぐらいの勢いでばっさりと切り捨てる。さらになんか踏まれてたりするのは・・・スルーでいいか(え)。
「おーい、エンヴィー・・・ってまたか。悪いな、毎回。」
「そう思うならちゃんと捕まえとけよ、グリード。」
目の前で起こっていたことにちょっと思考トリップしかけていたエドだが、なんとか思考を回復させるとエンヴィーを探しに来たグリードを見て溜息をつく。
「しかたねーだろ。気が付いたらいねーんだし。リンは役にたたねーし。」
「・・・大丈夫かよお前等のとこ。」
「なんとかなんだろ。」
いろいろと前向きだなー。とか思っていると今度は反対側から声がかかった。
「おい!貴様!勝手な行動はするなとあれほど言ってあっただろう!」
「イザーク、声でけぇよ。悪いな姫さんたち。うちのグループのが迷惑かけて。」
「後で絞めておきますのでご心配なく。」
上からイザーク、ディアッカ、ニコルである。一番最後のがなか黒い気がするのはいつものことということで。
「・・・相変わらずだね、アスラン。」
「こういうのを学習能力がないって言うんです。さ、僕等も行きますよ。」
いつの間にか取り出したロープ(本当にどっから出した)でアスランをぐるぐるにして引きずるニコルは最キョウ(←お好きな漢字を入れてください)だと思う。そしてそれを笑顔で見送るラクスもある意味最キョウ(お好きな漢字を以下略)だ。
「んじゃま、俺も行くわ。こいつ回収すんな。」
こっちはどこから現れたのかランファンがエンヴィーを簀巻きにしてそれをグリードが抱えて運ぶというなぞの(笑)連係プレイ。どちらもなか物凄い声が聞こえた気がするけど気にしたら負けだ。
「さ、私達も参りましょう。」
ラクスのその号令でキラとエドはいろいろと複雑な表情をしつつ、作業をするためにルームへと向かうのであった。
うちのグリードさんは割りと常識人です(笑)。