合同授業 final

七日目。最終日。初日と同じように一同はガルーダドームに集められていた。造った作品達はそれぞれ既に提出済みだ。
「今年度最初の合同授業も今日で終わりだ。作品を完成させたものもそうでないものも有意義な時間をすごせたと思いたい。今回の経験をいろいろなことに生かしてもらえればと思う。」
壇上からSEED学園理事長ウズミ・ナラ・アスハ(実はカガリの父親)が解散の挨拶を述べ終わると同時に一気にドーム内が騒がしくなる。

「あの!今回のユニット、僕が貰ってもいいですか?」
「うん、僕達はいいよ。ね、ラクス、カガリ。」
「えぇ。私にはピンクちゃんがいますし、キラにはトリィがいますし。」
「私も別にかまわない。作りたいと、アイディアを出してくれたのはアルフォンスだからな。エドとウィンリィはいいのか?」
「あぁ。欲しがってたのあいつだしな。」
「あたしも。うちにはデンがいるし。」
「やったぁ!じゃあ僕引取りの手続きをしてきますね!」
そう言ってアルフォンスは飛び跳ねんばかりの勢いで”引取り手続き”と書かれたスペースへ駆けていく。今回造った作品は提出、採点された後、ここで登録された”引き取り責任者”の元へ返却される。返却不要の場合も手続き自体はしないと減点されるというルール。因みに今回作品が提出できたのは参加した生徒の約1/3。提出できなかったグループは後日完成作品の提出、又はレポート提出が待っている。サボれない。

「今回もまぁ、それなりな感じで終わったな。」
「そうだね。たまにエンヴィー先輩とかアスランが乱入してきたけど。」
その場合は楽すとウィンリィに撃退され、ニコルとグリードが回収していった。余談だが、エンヴィー・グリード・ランファン・リンのグループとニコル・アスラン・イザーク・ディアッカは同じグループだったりする(学年関係無にグループが組める)。混沌!
「本当、学習しねぇよな・・・あいつらも。」
「しかたないよ。アスランだし。」
「・・・エンヴィーもなぁ・・・。」
あいつら黙ってればもてるのに。とは言わない。そして一番好意を向けて欲しい相手には気付いてもらえない。哀れ。
「んじゃまー、アルが帰ってきたらどっかで飯食って解散d「おっちびさーんv」「キラー!」・・・。」
最後の最後でこやつらは。
例の如く飛びつこうとしたエンヴィー&アスランのおばかコンビ(爆)は例の如くウィンリィ&ラクス、カガリに沈められた。
「・・・学習しないわね・・・。」
「本当ですわね。」
「しかたない。こいつらはトリ頭なんだ。」
よーするに三歩歩くと忘れると。先輩に対しても容赦の無い言い様だ。
そんなことしてたらエドワードとキラが食われる。
ごもっとも。
「だだいまー・・・って・・・また?」
「また・・・だな。」
「馬鹿だよね。」
とことん酷いいわれようだ。
「あーもう、テメェいい加減にしろよなー。」
「ホント、学習しないよネ!」
「若に迷惑をかけるな。」
エンヴィーの回収にやってきた三人が三者三様な感想を漏らす。
「だったら目ェ離すなよ保護者。」
「無理。こいつの特殊能力知ってんだろー。」
「気合でやれ。」
「出来ねぇよ。」
ある意味コントだ。
「リン、お前もヘラヘラしてねぇでしっかりしろよ。」
「あはは。だって見てて面白いからネ!」
「面白がんな!」
とかやってるうちにアスランもお迎えが来たようで、なんか物凄い悲鳴と音が響いている。・・・何をしているのか振り向きたくも無い。
「・・・とにかく、頼んだぞ。」
「・・・おう。」
去っていくグリードたち。気絶させたエンヴィーはグリードに俵抱えで運ばれていった。そして恐る恐る振り返ればアスランの回収も終わったようで、嬉々として蓑虫のようにロープでぐるぐる巻きにされたアスランを引きずっていくニコル。
「・・・聞かないで。」
「・・・聞きたくもねぇよ。」

ともかく、無事(?)に合同授業も終わり。いつもの日常に戻るのだった。

合同授業終了です!