Principessa di rena e Donna di Maria-La parte seconda-
そんなことをしているうちにツナはチェイカに連れられて戻ってきた。
「お待たせいたしました。」
「うぅ・・・は、恥ずかしいんだけどぉ・・・。」
チェイカの後ろにしがみついてぴるぴると小さくなっている美少女が大マフィアのボスだと誰が思うだろうか。いや、思うまい(反語)。
「ツナヨシ様。」
苦笑しながら自分の背に隠れるツナを前に押す。
「似合ってるじゃないか。」
「あぁ、恥ずかしがらなくてもいいぞ。」
「・・・本当・・・ってマーモン!写真撮らない!」
何処から出したのかカメラを構えているマーモンを慌てて止めるツナはいつものツナだ。
「ふふ、本当に似合ってるわよ。やっぱりツナヨシはオレンジ色がよく似合うわ。」
「へ、あ、ありがとう///。」
は、と気が付くと同時にまた真っ赤になるツナの姿はアラビアン・ナイトのお姫様のようなドレス。全体的にオレンジ色をベースにしたその衣装は本当にツナによく似合っている。
「さぁ、今日は楽しんでね!」
「うん!」
「!ツナヨシィ!?」
「マスター!!」
慌てて追いかけてくる護衛たちをよそにアイリーンとツナは手を取って駆け出した。
たくさんの出店が立ち並ぶ中をツナはものめずらしそうに見回す。
「ツナヨシ、あまり離れないでね。」
「・・・アイリーン・・・俺だってそんな子供じゃないよ・・・?」
出店で売られている品物をキラキラとした目で見つめていたツナは半目になってアイリーンを見る。
「ツナヨシの行動を見てると説得力無いよ。」
ツナの腕の中に抱かれているマーモンにそう言われてしまうとうっと詰まってしまう。因みにスクアーロとチェイカ&アルメダは少しはなれたところから付いてきている。マーモンは品物の目利きと一番近くで護衛が出来るという理由でツナの腕の中である(役得)。ベルは相変わらず戻ってこない。
「まぁ私も祭りでは珍しいものがあるから目移りしちゃうけどね(苦笑)。」
クスクスと笑うアイリーンにツナはちょっと赤くなる。
「いーんだいーんだ、今日は思いっきり楽しんでやる!行こ!アイリーン!」
「えぇ。」
開き直ったツナは護衛であるスクアーロたちが付いてくるのがやっとなほど祭りの中を駆け抜けた。そしてマーモンは片っ端から品物を値切り倒していた。いつもながらこういうことに関しては最強である。
ドーン!
夜空に花火が上がる。祭りもクライマックスだ。そして結局返ってこなかったベルはなんだったんだろう。とりあえず血を流してブチ切れていなければいいが。
「・・・はぁー・・・面白かったー。」
「そう言ってもらえて嬉しいわ。」
「・・・俺達は付いていくのが大変だったぞぉ・・・。」
スクアーロ、チェイカ、アルメダはちょっとお疲れである。
「情け無いね。それでも次期ヴァリアーのボスとまで言われた男かい。」
「ツナヨシに抱かれたままだったテメェに言われたくねぇよマーモン。」
ごもっとも。
「あーツナヨシはっけーん!」
と、いつもの笑みで現れたのは
切り裂き王子
プリンス・ザ・リッパー
ことベルフェゴールと暗殺ギルドの主であるカーティス=ナイル。・・・なんかところどころ赤黒いものが付いているのは気のせいじゃない。
「・・・二人とも・・・それ返り血?」
「ちょ!二人とも何をしてるの!?」
割と冷静なツナとあからさまに慌てるアイリーン。物凄く対照的である。
「シシ、そんなに驚くよーなことじゃねーし。」
「そうですよプリンセス。ほら、ボンゴレは落ち着いているじゃないですか。」
「・・・返り血なんて俺らには珍しく無いからね。それに、二人とも怪我はしてないみたいだし。」
さすがボンゴレです、というカーティスに嬉しくないと返しておく。
「ベル・・・殺してないよね?」
「シシ、殺してよかった?」
「
いいわけ無いでしょ。
」
「ツナヨシがそー言うから殺してねーよ。九割殺しくらい?」
ほとんど殺してんのと同じじゃん。突っ込みの代わりに素晴らしいアッパーが決まった。]グローブが無いのに威力は抜群だ。
「大丈夫ですよボンゴレ。うちのギルドの奴らはアレくらいじゃ死にません。」
「・・・それはそれは。」
「と、とりあえず王宮へ案内するわ。ツナヨシたちには部屋を用意してあるからゆっくりしていって。」
「では、僕は失礼しますよ。プリンセス、ボンゴレ。」
そう言って夜闇にまぎれていくカーティスを見送って、ツナたちはアイリーンに案内され、王宮へと向かった。
次の日。アイリーンに見送られてイタリアに戻ったツナは最凶な家庭教師様監視の下、レポート作成をさせられるのであった。
スライディング土下座
ただ趣味に走りました。ええ。最初に浮かんだネタがベルとカーティスのバトル(笑)だったんです。そこからいろいろ妄想を膨らませたらこんなんでました。因みにツナの護衛はじゃんけんで決めました(え)。獄寺がハンカチ噛んで悔しがっています。スクアーロは屋敷に帰ったとたんに山本の襲撃にあうでしょう(爆)。
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