マフィアと自動喧嘩人形と黒幕的情報屋
「い〜ざぁ〜やぁ〜っ!」
「やぁシズちゃん。今日もいい感じに切れてるねぇ。」
「池袋に来るんじゃねぇってんだろうが!コロス!」
今日は日曜日。久々に買い物でもしてセルティに会いに行こうと池袋へやってきて早々聞こえてきたとてつもなく聞き覚えの合りすぎる声に綱吉(♀)は苦笑を漏らすことしか出来ない。
「あ、ツナちゃん。」
「あ゛?」
本当にどんな体組織構造してるのか(ヴェルデあたりが嬉々として実験台にしたがりそうだ)自販機を持ち上げたまま静雄がこちらを振り向く。目が血走ってます。
「こんにちは。人間を弄ぶことしか考えられないゴミ虫どころかもうミドリムシとか単細胞生物でもいいんじゃないかと思う折原臨也さんと今日も素敵に無敵な馬鹿力なのにとっても怖がりで優しい好青年な平和島静雄さん。」
「え。なにその扱いの違い。酷くない?」
「胸に手を当てて自分の日々の行いを振り返ってみてください。」
それでもいつもの笑みを崩さない臨也に少し(というかかなり)
イラッ
とする。抑えろ俺。
「今日はどうしたんだ…って日曜か。買い物か?」
「えぇ。まあ大勢でわいわいやりながら買い物ってのも楽しいですけどたまには俺だって一人で買い物とか来たくもなるんですよ。」
ガッション、と素敵な音を立てて自販機を下ろした静雄に応えれば「そうか。」と言って頭を撫でてくる。
「あっ!シズちゃんずるい!俺も!」
「「滅びろ害虫。」」
わぁなんかハモった(笑)。
「…シズちゃんはともかく、ツナちゃんに言われると傷つくなぁ。…まぁいいや、今日の処は帰るよ。用事も済んだしね。次は遊ぼうねツナちゃん!」
「爆発してしまえー(棒読み)。」
超いい笑顔で去っていく臨也を無表情と共に見送ると綱吉はくるりと臨也に向けていたのとは180°違う笑顔で静雄に振り向く。
「ということで静雄さん!デートしましょう!」
「は?」
「だから、デートです。静雄さん、お仕事は?」
「いや、今日は休みだが…、」
「じゃ、OKですよね!俺池袋ってあんまり来ないんで詳しくないんです!案内してください!まず手始めにおなかがすいたのでご飯がおいしいところ!」
最初は「え?まじで?」と言わんばかりの顔をしていた静雄だが、無邪気な顔で腕にじゃれ付いてくる綱吉に「しょうがない」と言ってふわふわの綿菓子のような髪をなでる。
そしてそれを目撃した人間全員が思った
すげぇレアなもの見た…!
あの自動喧嘩人形とまで言われる平和島静雄のとてつもなく珍しい笑顔とともに、静雄にそんな顔をさせる小動物を彷彿とさせるような少女がいたことにも驚きだ。そしてそんな少女がガチで静雄とバトれると知っているのはほとんどいないだろう。
「…んじゃ、行くか。」
「はーい!」
(あ!ツナちゃんとシズちゃんだ!)(デートっすか?!デートっすか!?)(キャーvvシズツナ?シズツナ?)(…お前ら…っ!)(あははっ!)
スライディング土下座ぁあああああ!
臨也さんの扱いがひどいのは
愛です。
うちのツナはシズちゃんと一緒になって臨也さんいじめを嬉々としてやってくれます自重!
最後は本当、趣味に走ったとしか言いようがないです(スライディング土下座)。
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