Crismas party act3
「ん・・・?」
「どうした?」
「ん。なんか呼ばれた気が・・・気のせいかな。」
近所の公園。キラとイザークはベンチに座って休んでいた。
「キラ。」
「ん?」
イザークに呼ばれてキラはイザークを見詰める。イザークは少し照れたように視線をそらすと、ずっと持っていた小さな紙袋から細長い箱を取り出し、キラに渡す。
「これ・・・?」
「クリスマス・・・プレゼントと言うやつだ。」
イザークは視線をそらしたまま応え、キラは満面の笑みを浮かべる。
「えぇ、開けていい?」
「・・・あ・・・あぁ。」
キラは嬉しそうに鼻歌を歌いながら包みを解く。すると中からはキラの瞳と同じ色の宝石、アメジストの飾りのついたロケットペンダントが出てきた。
「キレー・・・。」
キラはしばらく眺めて、それを自分でつけようとするがうまくつけられない。
「あ・・・あ・・・れ?」
「貸してみろ。」
見かねたイザークがキラからペンダントを受け取り、つけてやる。
「えへへ。ありがとう。イザーク先輩。」
「二人の時はイザークでいいと言っただろう。」
照れくさそうに微笑むキラに、イザークも優しく微笑む。
「ん。ありがとう、イザーク。・・・あ・・・でも僕プレゼント用意してない・・・。」
俯いてしまったキラをイザークは無理矢理上を向かせ、唇を重ねる。唇が離れるとキラは顔を真っ赤にして、今にも気を失って倒れそうになったが。
「貰った。」
キラは真っ赤な顔のまま満面の笑みでイザークに抱きついた。
砂吐き・・・!ごめ・・・!自分で書いてて砂吐ける・・・!
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