14.出せない手紙
――様
僕は初めてあなたを見かけたときからあなたのことが頭から離れなくなってしまいました
美しい髪、意志の強さを思わせる宝石のような瞳、優雅な仕草
全てが僕の頭に焼き付いて離れません
あなたは僕のことを知らないかもしれません
いきなりこんな手紙を貰って驚いているかもしれません
でも僕はあなたのことが好きです
もし迷惑でなければ明日の放課後D校舎裏の星の木の下へ来てください
Uー宇宙 キラ・ヤマト
「…はぁ。こんな手紙…恥ずかしくて出せない…。」
そう呟いてキラは今書いた白い封筒に入った手紙を眺め、大きなため息をついて大事そうにその手紙を宝箱に入れて鍵をかけた
純情キラ様らぶれたー(笑)。