せをむけてはいけません
朝。いつも通りにちょっと遅刻しそうになりながら学校に行く準備をして家を出ようとしたら、
「に゛ゃー!!」
「わ!」
ザンザスに後ろから飛び掛られていきなり顔面スライディング。・・・獄寺君、イタリア帰国中でよかった。
「・・・ど・・・どうしたんだよザンザス・・・。」
「猛獣には背を向けちゃいけねぇんだぞ。襲われるからな。」
「そういう問題?!」
そのまま頭の上に上ってきてガジガジと齧り始めるザンザスにちょっと溜息。引っぺがしても引っぺがしても同じことの繰り返しで。ようやく家を出れた頃には既に遅刻決定。・・・あぁ・・・雲雀さんに噛み殺される・・・そう思いながら学校へ向かった。
せをむけてはいけません
ザンザスが偽者・・・!