むりにいうことをきかせようとしてはいけません
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・はぁ。」
何とか噛み殺されることだけは回避出来た(リボーンがなんか裏取引したんだろうなぁ・・・)。それはいいんだけど、
「何で付いてきちゃったかなぁ・・・。」
俺の視線の先にはふてぶてしい表情をしたザンザス。・・・学校まで着いてきちゃったよ・・・。
「ザンザス・・・。」
「・・・。」
「ザンザス・・・。」
「・・・。」
「ザンザス!」
「!」
「いい子だから帰って大人しくしてろ。」
ハウス!というような勢いで門を指差してもし知らん振り。
「ザンザス!お願いだから!」
抱き上げようとして手を出したら、
ガブ
「いて!」
思いっきり噛み付かれた。
「〜〜〜〜〜!ザンザス・・・!」
「動物は無理に言うことを聞かせようとしちゃいけねぇんだぞ。」
「ザンザスってマジで動物のくくりでいいのかよ・・・。」
「お前だったて動物扱いだろう。」
「・・・そーだけどさ・・・。」
振り向いたらなんかサーカスの猛獣使いみたいな格好のリボーンがいた。・・・鞭まで持ってる・・・。
「お前、その格好だと説得力ないぞ・・・。」
「うるせぇぞダメツナ。」
結局、ザンザスはそのまま放課後まで待機となった。・・・騒ぎとか起こさなきゃいいな・・・。
むりにいうことをきかせようとしてはいけません
ザンザスはツナと一緒に居たいだけ(笑)。