なつくとたのもしいそんざいです

「お!ダメツナがガキ連れてるぜ!」
「なんだ?ダメツナの隠し子か?」
「ダメツナにそんな度胸あるわけねぇだろ!」
「違いねぇ!」
「(・・・あーうざ)。」←ちょっと黒い

放課後。授業が終わって速攻で当番でもなんでもない掃除を押し付けられる前にザンザスを預けていた保健室へ直行(さすがに雲雀さんに預ける勇気はなかった そして保険医のはずのシャマルは既にいなかった ・・・逃げたな)。死ぬ気モードでもないのに死ぬ気もびっくりなスピードでザンザスを抱えて学校を離れてみたら、前方不注意で柄の同級生に激突。絡まれました。

「おいダメツナー、俺達最近ストレス溜まっててさ、ちょっと付き合ってくんねー?」
「あ、ダメツナ子供連れだっけー?お子様のじょーそーきょーいくにはちょっと悪いかなー?」
ギャハハ!と素晴らしく下品な笑いをする同級生たち。「情操教育」ぐらい漢字で言え。俺だってスパルタな家庭教師様のおかげでそれくらいは言える。ちょっと眉間に皺がよった。
「あぁ゛?なんだーその顔。喧嘩売ってんのかー?」
「あぁごめん。でも俺達早く帰りたいんだ。行こう、ザンザス。」
そう言ってザンザスの手を引いて通り過ぎようとしたらがっちりと肩を掴まれました。・・・地味に痛い。
「離してください。」
「ダメツナの癖になま言ってんじゃnグヴォハァ!
不良A(もうめんどくさい)が吹っ飛んだ。隣を見たらザンザスが物凄い目で不良達を睨みつけている。
「え・・・ザンザス?」
びっくりしすぎて固まってたら不良達は全員伸びてました。ちっこくなってもザンザス強ぇ!それに満足したザンザスは俺の手を握って綺麗な紅い瞳で見上げてくる。・・・え・・・何?ほめてくれって?
「・・・ありがとう。」
とりあえずお礼を言って、反対の手で頭もなでてみた。・・・超気持ちよさそうなのは気のせいかな?
「懐かれたな。」
「おわ!リボーン!」
猛獣使いリボーン再び。
「頼もしい限りだな。」
「どっちが?!」
・・・とりあえず早く帰ろう。ザンザスの手を引いて家へと足を向けた。

なつくとたのもしいそんざいです

ザンザスに暴れさせたかっただけ(爆)。