傍に居ることを怖がらないで
「ご・・・ごめんなさい・・・!ごめんなさい雲雀さん!」
めったに泣かないあの子が泣いている。
「大丈夫だよ、僕は大丈夫だから。泣かないで、綱吉。」
「だって、俺のせいで、雲雀さんが・・・!」
「君のせいじゃない。僕が油断しただけだよ。」
僕は撃たれた。綱吉を狙った銃弾に。犯人はその場で捕まえたが、綱吉を狙って僕に当たった銃弾は綺麗に僕の肩を貫通していた。幸いにも大きな血管や神経に影響はなく、命に別状も無かったけど、
「やっぱり俺が!俺のそばにいるせいで雲雀さんが!」
「綱吉。」
ビクッ!
少し子を低くして名を呼んでやれば、おびえた顔のまま真っ赤になった目を見開いてこちらを見る。
「大丈夫。俺は死なない。まぁ、怪我くらいはするかもしれないけど、僕は絶対に死なないよ。少なくとも今は僕のほうが気味よりは強いしね。」
そう言ってベッドの上から綱吉の頭を抱きこむ。
「だから大丈夫だよ。泣かないで、綱吉。」
傍に居ることを怖がらないで
(君がいやだって言っても)(僕は君から離れる気は無いからね)
捏造未来第二弾(苦笑)。今までで一番ツナがしゃべってる(爆)。