盲目な程に、一途に

「残念ですが、交渉は決裂です。」
「そうですね、ドン・ボンゴレ。」
目の前でお互いに殺気をぶつけ合う綱吉と今日の交渉相手であったファミリーのボス。
麻薬の密売に手を染めていたそのファミリーに手を引かせるために交渉のテーブルい着いたが、逆に見返りを求めてきたことにより交渉は決裂。
「我々のようなマフィアにはあなたのような方は邪魔でしかなかったのでいい機会です。あなたには、消えていただきます。」
「はいそうですか、と消されてやる気はありませんよ。」
その言葉が合図となり、部屋の中は戦場となる。
「スクアーロ!」
「雑魚は任せとけぇ!」
「あはは!頼りにしてるよ!」
綱吉はそう言って相手のボスと対峙している。その間にスクアーロは一人、数だけで力の無い文字通り雑魚を片付ける。それが終わり、綱吉を確認すればそちらも片付いたようで、
「・・・お疲れ、スクアーロ。」
「あぁ。」
そう言って綱吉はスクアーロに抱きつく。人を殺めた後は何時もそうだ。
「・・・大丈夫だ。お前は、此処にいる。」
「うん。」
「帰るぞ。」
「うん。」

盲目な程に、一途に

(俺が俺でなくなりそうで)(あなたがいれば他に何もいらないから)(傍に居てください)(俺が俺でいるために)

捏造もいいところ・・・!