潔さ故に
「本当に一人出来たんだね、綱吉君。」
「あなたが一人で、とおっしゃったんでしょう?ドン・ミルフィオーレ。いえ、白蘭。」
目の前で嘲笑う真っ白な男。いや、瞳が嘲笑っていない。
「ふふ、賢明だね。まぁどうせみんな消えるんだけどね!」
パァン!
乾いた音が響くと同時に、俺の胸を、何か、いや、鉛の弾が通り抜けた。
正一君・・・後は・・・頼んだよ。
スクアーロ・・・ゴメンね・・・ちゃんと戻るから、待っていて。
「バイバイ、綱吉君。」
白い悪魔が笑っていた。
潔さ故に
(がんばって、過去の”俺”)(未来のためとか)(世界のためとか言わないから)(君が愛するもののために)(がんばって)
いろいろと捏造・・・!