「僕は、堕ちる所まで堕ちましたから」
ズシャ
「カァ!」
「大丈夫ですか?綱吉君。」
「むく・・・ろ。」
銃を突きつけあっていた、敵対ファミリーのボスの返り血を浴びて、骸は微笑う。
「あぁ、すいません。少し、付いてしまいましたね。」
そう言って俺の頬に触れようとして止める。
「骸?」
「・・・すいません、僕なんかが触れたら、穢れてしまう。」
血で汚れた手を握り締めて、泣きそうな顔で微笑う。
「そんなこと・・・!」
「いいえ。あなたはまだ穢れてはいない。あなたはまだ堕ちてはいない。君は、そのままの君でいてください。」
「・・・骸は?」
「僕は・・・、」
堕ちるところまで堕ちましたから
うっわぁ…。