10.風鈴

ちりん

「はぁ〜・・・いい風だってばよ・・・。」
「そうだな。」
ナルトは縁側で風鈴の音を聞きながら夕方の風に当たる。
「昼間なんであんなに暑いんだってばよ・・・しかも夏の任務はなんで外作業ばっかなんだってば・・・?」
「・・・それは同感だな。」
隣で巻物を読むサスケも頷く。

ちりん

「ふわ〜・・・ほんとにいい風だってばよ・・・。」
風に吹かれてナルトの金色の髪がそよそよと揺れる。

ある夏の日の静かな夕暮れ。

ナルトとサスケはこんなんだとうれしい。
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