26.サヨナラの言葉
「ナルト!」
サスケはナルトが住むアパートの扉を勢いよく開けた。
しーん
そこはすでに蛻の殻。人が居る気配は−すでになかったー
サスケはその日。朝からなにか嫌な予感がしていた。
そして予感は的中することとなる。
その日ナルトは任務に現れなかった。カカシに問いただしても体調不良だと応えるだけ。サスケは不安になった。
「…ナルト…。」
サスケは早く任務を終わらせ、ナルトのところへ一刻も早く向かいたかった。
そして…ナルトは姿を消した。サヨナラも言わずに…。
それからサスケはナルトの情報を集められるだけ集めたが未だにナルトの消息は掴めない。それでもナルトはどこかで生きているとサスケは信じている。
ーナルト おまえは今どこにいる…? 俺に…俺たちになにも言わずにどこへ行った…? 頼む。姿を見せてくれ…俺たちに…無事な姿を見せてくれ…。ー
暗いのしか思い浮かばないのは鬱ですか?(キクナ)