28.休日
チュンチュン
鳥のさえずりが聞こえる。
窓からは柔らかな朝の光。
「…朝か…。」
そんな中でナルトは目を覚ました。
「…する事がない…。」
今日は珍しく下忍も暗部も任務が無い。
「散歩でも行くか…。」
する事も無いのでなんとなく外に出てみる。誰かに会うのもなんだか面倒だったので気配を消す。
そしてなんとなく足が向いたのが四代目が眠る丘。
ナルトはそこに立ち風を受ける。
「…。」
どこか遠くを見るような目で空を眺める。何時間そうしていただろか。西の空が赤く染まり始めた頃、
「…帰るか…。」
ナルトは我が家へと足を向ける。
ナルトの束の間の休日はこうして過ぎていく。
スレナルの休日(苦笑)。