6.花から花へ

ナルトは夜中こっそりと部屋を抜け出し、土手に立っていた。『儀式』の時とは違う、サスケたちに初めて会ったときの白衣紅袴姿。天には満月の月。
しばらくそうやって立っていると夢の中でみたのと同じホタルのような可愛らしい光がナルトの周りに集まってくる。
ナルトは光たちに微笑みかけると舞を舞い始める。
その舞は『儀式』の舞とは違う、優しい舞い。蝶が花から花へと渡り飛ぶようなふわりとした優しい舞だった。
光たちも舞を舞うナルトの周りを同じように、花から花へと渡り飛ぶ蝶のごとく飛び回りそして−
満月の光の中へと消えていった。
その様子を満足げに見届けるとナルトはきびすを返し、部屋へと戻った。

・・・お題に合ってない・・・!
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