4.迫害されても

「化け物!」
「お前なんか死ねばいいんだ!」
罵声を浴びせられ、石を投げられる。金色の子供はそれを抵抗することもなく受け止める。
罵声と投石の嵐の中、子供は自分の部屋へと帰る。
ベッドに膝を抱えてうずくまる。そこへ火影が入ってくる。
「大丈夫じゃったか?」
「じっちゃん…。」
顔を上げた金色の体の傷は既に治りかけている。
「すまぬな、ナルト。」
「ん。これくらい平気だってばよ。」
へらっと力無く笑うナルトに火影は悲しそうな表情を浮かべる。
「そんな顔しないで、じっちゃん。俺は…大丈夫だってばよ。」
「ナルト…。本当に申し訳ないのぉ…。ただこの里と里人を憎まないでおくれ…。」
「父ちゃんが命をかけて守った人達と里だもん。大丈夫。憎んだりしないってばよ。」
やはり力無くへらっと、ナルトは笑う。その笑顔はどこか悲しげだった。

なるちょがかわいそう・・・!(自分で書いたんだろう)。
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