6.お前の存在は邪魔だ
愛しい金色が笑う。
愛しい金色が怒る。
愛しい金色が喜び、
愛しい金色が哀しむ。
そのすべての表情はいつも愛しいあのこの周りにいる黒と桃色と銀色に向けられている。
俺以外の誰かに笑いかける度、たくさんの感情をぶつけるとき、なぜあそこにいるのが俺ではないのかと、憤る。
あの場所は…俺が居るべき場所だ。
あの金色は俺のものだ。
俺以外にあの金色の隣にいる資格はない。
俺から金色を奪うなら…その存在は…邪魔だ。
・・・なんだかなぁ・・・。
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