どうやら、君には依存性があるらしい
―ルルーシュの機嫌が悪い―
というか、
「・・・・・・・・・ルルちゃ〜ん、なんだか笑顔が怖いわよ?」
「そうですか?気のせいですよ?」
にこにこにこ
だからその笑顔が怖いんですよ。
生徒会室の温度が下がった気がするのは気のせいではないだろう。ルルーシュの居るところを中心にブリザードが渦巻いている。
「・・・・・・・・・・・・ルルちゃん、何があ「それを会長が言いますか?この状況で、言いますか?仕事ためまくってそのしわ寄せが主に俺に来るんですよ?何日この状態が続いてると思ってるんですか?」・・・・・・・・・ごめんなさい。」
ノンブレス
怒ってる。明らかに怒ってる。眼が笑ってませんよ。
「・・・・・・・ルルちゃんもう帰っていいわよ。ついでに一週間生徒会休んでいいわ・・・いや、本当、マジで。」
「ありがとうございます、会長。では、失礼します。」
ガラガラ ピシャ
ルルーシュが出て行った扉を見つめて残された面々は大きく息を吐いた。
「藤堂さん!」
「ルルーシュ君。」
生徒会から解放されたその足でルルーシュは騎士団へと向かった。そしてゼロの衣装に着替える間も惜しむように藤堂の元へ駆けつけ、その勢いのまま飛びついた。
「すいません、藤堂さん。生徒会のほうで会長に仕事押し付けられて・・・。」
抱きついた姿勢のまま申し訳なさそうに藤堂を見上げる。
「でも、一週間生徒会から休み貰いましたのでしばらくは一緒にいられます。」
ぎゅうっと、今まで会えなかった時間を埋めるように抱きついてくるルルーシュを藤堂も優しく抱きしめ返す。
「俺、藤堂さんに会えなくて、禁断症状で発狂するかと思いました。」
「俺もだ、ルルーシュ君。」
二人にとってお互いの存在は麻薬のようで。
「藤堂さんが居ないと、俺、ダメみたいです。」
藤堂に抱きしめられて、ルルーシュは幸せな子供のように微笑む。
―一時の 幸せな時間―
初まともな藤ルルがこれって・・・!
藤堂さんとルルーシュは騎士団公認のらぶらぶカップルです(爆)。