目が合うと、どうしていいのかわからない
シュナイゼルによく連れられて行ったアリエスの離宮。そこで出会った美しい黒髪にアメジストの瞳の皇子、ルルーシュ様。一目でその美しさに魅せられた。
それからは、シュナイゼル抜きで、ルルーシュ様に会いに行くようになった。
「あはぁ〜、ごきげんよう。ルルーシュ様。」
「あぁ、ロイド。」
そこへ行けばルルーシュ様は華のような笑みで迎えてくれる。その笑顔が眩しくて。しっかりと目を合わせることが出来なくなる。
「?どうした、ロイド。」
「あ、いえ。何でもありませんよぉ〜。」
あの瞳で見つめられると、鼓動が早くなる。どうしていいのか、分からなくなる。
「そうだ、ロイド。ケーキを焼いたんだ。お茶にしよう。お前のところで開発しているKMFの話を、聞かせてくれるか?」
「!はい。ルルーシュ様。」
そう言って笑えば、ルルーシュ様も本当に嬉しそうに微笑み返してくれる。
「今、用意をしてくる。少し待っていてくれ。」
「はい、ルルーシュ様。」
ルルーシュ様の背中を見つめる。
あのアメジストに見つめられると、鼓動が高鳴る。どうしていいのか分からなくなる。
一緒に居るだけで、幸せになることが出来る。
「ロイド、待たせたな。・・・ロイド?」
「はい、ルルーシュ様。」
あぁ、ルルーシュ様。いつまでも貴方のお側に居させてください。
ロイルル。日本に送られる前。
「はい、ルルーシュ様。」何回言ってるんだって話(爆)。