「刹那・F・セイエイ、君はマイスターに相応しくない。」

「僕は、君のことが嫌いだ。」

そう言うと刹那は痛そうな、悲しそうな顔をする。
あぁ、また、傷つけてしまった。
傷ついた表情をしたまま去っていく刹那の小さな背中を見つめながら、心の中で自分を罵倒する。
僕は君のことが好きなんだ。それなのに、僕は君を傷つける言葉しかかけることが出来ない。
そんな自分が恨めしい。

―刹那、僕は君が好きだ。―

そう、言葉にすることが出来たらどんなにいいか。
君に優しく接することが出来たらどんなにいいか。

「刹那、どうしたんだ？」
「･････････どうもしない。」
「どうもしないって顔してないぞー？ほらー、お兄さんに話してみなって。」
「！触るなっ！」

ああ、当然のように君の隣に居る彼が、羨ましい。そして･･･妬ましい。
そして、

「僕は、君のことが嫌いだ。」

君の事を傷つけることしか出来ない、僕が嫌いだ。
僕のことをそんな目で見る、君が、嫌いだ。

ツンデレティエ様。一期な設定で。

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