アイツなんかに近付くな

イライラ、する。

奴がボンゴレ十代目を就任してから、あいつの周りにはたくさんの人間が集まる。
もともとあいつの周りに居た守護者の奴ら然り、カスども然り、他ファミリーの奴ら然り。
大勢の人間に囲まれて、あいつは微笑う。

イライラ、する。

その笑顔が、俺以外の誰かに向けられているということが。
お前が、俺以外の誰かと共に居るということが。

「?ザンザス?どうした?」
俺の気持ちも知らないで、奴―綱吉―は俺に近づいてくる。
「?ザンザっ!」
近づいてきた綱吉の腕を引いて、腕の中に閉じ込める。
「ザンザス・・・?」
「他の奴に・・・」
「え?」
「他の奴らに近づくんじゃねぇ。」
腕の力を強める。誰にも、渡さない。
「お前は俺だけを見ていろ。俺の側に―」
分かっている。これはただの独占欲。ひどく黒い感情。
「お前は、誰にも渡さない。」
お前は、俺のモノだ。ボンゴレ十代目。いや、沢田綱吉。

初ザンツナー!!(黙れ)。
キャラが定まってない・・・!
ツナが十代目になった後ってことでー。
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