きっかけは本当に下らない事
―母上!ナナリー!―
―俺は、ブリタニアをぶっ壊す!―
―ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!―
きっかけ、と言われればどれもがきっかけなのだろう。
母が殺され、ナナリーと共に日本に送られ、ブリタニアが日本に攻撃した。
そして、不老不死の魔女と出会い、ギアスという力を手に入れた。
それぞれがそれぞれに、小さなきっかけだったのだろう。
『憎しみ』に『力』というきっかけが重なって。
「・・・本当に・・・くだらない・・・。」
ルルーシュは独り自嘲する。
白い、皇族服を身に纏い、ベッドに仰向けに横たわる。
「今思えば、本当にくだらないことばかりだ・・・。」
ナナリーのために優しい世界がほしかった。
自分の世界はナナリーだけだった。
そのために『黒の騎士団』という組織をも作り出した。
「その騎士団に裏切られ、憎んでいた皇族に、しかも皇帝になるとはな・・・。」
沢山、大切なモノを失った。そして、沢山、大切なモノを奪った。
「だがそれも・・・」
―ようやく終わる―
ルルーシュは独り、微笑む。
その頬に、一筋の涙が流れた。
TURN25前夜みたいな感じで。