上司と部下
「おーい刹那、そろそろ時間だろ。上がっていいぞ。」
「了解した。」
奥から聞こえた声に商品の補充をしていた刹那は残っていたペットボトルのお茶を手際よく片付けると帰り支度をするために奥へと戻る。そこには刹那と入れ違いでシフトが入っていたティエリアとハプティズム兄弟の姿。
「ティエリア、アレルヤ、ハレルヤ。」
「刹那、今上がり?」
「あぁ。」
答えながら制服から着替え、ロッカーから荷物を取り出す。
「先に上がらせてもらう。」
「おー、気をつけて帰れよー。」
「・・・俺はハレルヤに心配されるほど子供ではない。」
「こいつと同意権というのは少々癪だが、ハレルヤ・ハプティズムの言うとおりだ。」
「ティエリア、お前もか。・・・まぁ・・・了解した。」
なんだか不満そうにしながら外に出れば、
「お、やっときたか。」
「ロックオン・ストラトス。」
「だからフルネーム呼びはやめろって言ってんだろー(苦笑)。」
苦笑しながら、歩き出す刹那にロックオンも並んで歩き出す。
「着いてくるな。」
「俺もせっちゃんと同じマンションだもん。」
肩に回される手を思いっきりつねる刹那にロックオンは複雑な表情をする。
「ひどいなーせっちゃん。一応俺店長よ?せっちゃんの上司なのよ?少しは敬おうよー。」
「そう思ったらもう少し店長らしくしっかりしろ。」
「いーの。副店長がしっかりしてるから。」
ちなみに副店長はティエリアである。
「それより刹那、お前飯作ってやるからうち来いよ。お前ジャンクフードばっか食ってっと背のびねーぞ。」
「・・・煩い。余計なお世話だ。牛乳を飲んでいるからいいんだ。」
「そーいう問題じゃねーし。」
天を仰いで溜息をつく。そんなことをしている間に、二人が暮らすマンションはすぐ目の前で、
「よし。」
「ロックオン・・・!」
ひょいっと刹那を俵抱きにするとそのまますたすたとマンションへと入っていく。
「離せ!ロックオン!」
「ダメ。本当せっちゃん軽すぎ。ご飯作ってあげるからちゃんと食べなさい。店長命令デス。」
それは店長関係ないんじゃないかという突っ込みは綺麗にスルーされた。しばらくじたばたと抵抗していた刹那も無駄だと悟ったのか大人しくロックオンに運ばれる。
「ごちそー作ってやるから楽しみにしてろよー。」
「・・・期待しないでおく。」
「わ、ひっでー。」
結局刹那はロックオンに餌付けをされた。
ロク刹っていうかロク→刹って感じで(笑)。ロックオンはやっぱり保護者的な感じで!
っていうかコンビニバイトを良く知らないくせにこんなもん書くなよって話です(爆)。
あ!ごめんなさい!石は投げないで!!